4Kリマスターで劇場公開が発表されてから

(絶対見に行く!!!)と息巻いていた映画「落下の王国」観てきました!

 

シネコンではない映画館で、座席が狭め・前列以外はほぼ満席で

空調がとても暑くて…(外は極寒の日だった)

火照ってしまい炎

「国宝」以来の映画館での鑑賞体験としてはちょっとしんどかったですが

 

映画館で見れてよかった~!と思える映画でした。

あわよくばもっともっと大きなスクリーンで見たかった…

 

 

 

本作の監督であるターセム・シンの「ザ・セル」(2000年)という映画を高校生の時にレンタルDVDではじめて見て

(なんだこれ!!こんなにかっこいい映画が存在するのか!!)

と衝撃を受けたノリスケ。

 

にもかかわらず監督の次回作である「落下の王国」(2008年)は当時はチェックできておらず

後から見たいと思っても 配信なし✖、DVDも入手困難でプレミア化、「幻の作品」となっていました。

今回 17年の時を経て、リマスター・再上映ということでめちゃくちゃ楽しみにしていたのです。

 

 

↓下のビジュアルの方が当時のままで好きだな~

 

 

 

 

 



「落下の王国」

 

舞台は1915年のロサンゼルスの病院。

 

主人公のロイはスタントマン。

スタントで重傷を負い、主演俳優に恋人も奪われ

失意のどん底、自暴自棄になっている。

 

もう一人の主人公、アレクサンドリアはロシア系の移民?、5歳の女の子。

過去に 家を焼かれ 父を失い 飼い馬も奪われた 。 ←人種差別によるものなのか?と思ったが、盗賊だった模様(パンフレットより)

母親と一緒に働くオレンジ農園で収穫作業中に骨折し、入院中。

 

重傷で動けないロイは、アレクサンドリアを利用し病院内の薬庫からモルヒネを不正入手するために

彼女の気を引こうと即興で物語を語り始める。

 

ロイの語る物語から アレクサンドリアが空想した世界を映像化しているのですが

13の世界遺産と24カ国以上のロケーションで撮影された映像がとてつもなく美しい。

 

そんな映画です。

 

 

↓レンタル落ちのくせにとんでもプレ値

 

 

 

 

「落下の王国」、どのシーンを切り取っても本当に美しくて…

 

現代には最新技術を使った見事なCG映像や美麗なアニメーションなどたくさんありますが

それらとは対極にあるような

本物の持つ“圧倒的な力や豊かさ”が そこにはありました。

 

すばらしかったです。

 

引きの画が多用されており

古今東西のロケーションの魅力がこれでもか!というくらい伝わってきて最高でした。

 

インド ジャイプルの宮殿のタイルとか…惚れ惚れ

 

時間的にも金銭的にも

もうこんな映画二度と撮れないだろうな〜と思ってしまいます。



公式Instagramより

 

劇場公開が終了したらBlu-rayが発売されることに期待!!です!

 

 

 

 

ちょっとでもご興味ある方はぜひ鑑賞をオススメします音符

異例のヒットしているようです。

自分を含めおひとり様で鑑賞している人が多いのも印象的でした。


↓記事の通り、スクリーン大きめの劇場が絶対良いと思います!都内だったら池袋ですね!!

 

 

 

以下ネタバレありのただの個人的ぼやき?備忘録?です。

 

ダーウィンが死ぬ階段井戸(インド ジャイプル「チャンド・バオリ」)

インド人が落ちる宮殿(インド ジョードプル「メヘラーンガル砦」)

最後のインドの島宮殿の庭 (インド  ウダイプル「ジャグ・マンディール」)

美しかった…インドの街や建築について知りたくなった!

 

仮面はレントゲン室の窓だと思うが意味はあるのかな?

入院中のアレクサンドリアがよく目にするものだから?

 

ザ・セルの方がストーリーのわかりやすさはある。

 

リー・ペイス(ロイ)ってLotRシリーズで見た!

誰だっけ~!ホビットかな〜?と思ったら

「ホビット」のスランドゥイル様でした!

「落下の王国」の少し素朴感のある顔立ち(に感じた)がホビット族っぽいと思ったけど

全然違ってエルフでした!