出逢ってから十六年かな?
俺が33で嫁がまだ23で可愛くて 一緒の時間が楽しくて。
たくさん旅行に行って、たくさん遊んで。
自分で言うのもなんだけど、綺麗な女なんだよね。
ずっと俺のこと面倒見てくれて、病気になった俺を必死に看病してくれて。
最近、俺の看病で疲れたのか少し痩せたかな?
俺も歳を重ねて思うけど、少し涙もろくなった。
女房の痩せた姿を見て泣けてきた。
ふと女房を見ると、23歳の頃のあどけない笑顔が当時のまま見れる時がある。
俺が笑っていると、女房も笑ってる。
俺の目尻のシワが好きらしく、俺が笑うと女房も笑顔になる。
医者に三日間予断を許さない状態と言われ、携帯電話を自宅で肌身離さず寝ながら握っていたらしく、俺が病院のベッドの背もたれを起こして座りながら振り返り笑顔で女房を迎えた時は満面の笑みで涙を流していた。
今でもあの瞬間の事は忘れない。
「心配かけてごめんね」って俺が言うと「笑顔で迎えてくれてありがとう」って最後まで俺の病状を話さなかった。
俺が病気と闘っているときも、俺の両親や女房の両親に病状を話さす、一人で抱えていた。
俺が必死に病気と闘ってる姿を見て、この人なら大丈夫!絶対に助かる!と、治療中は最後まで一緒に居てくれたらしい。
本当に今の女房で良かったと思う。
今横で安心しながら寝ている女房が可愛くて抱きしめたくなる。
ありがとう。ずっと大事にするから、俺よりも先に天国に行かないでくれ。