昨日に引き続き,イチゴ栽培方法をご紹介します
イチゴ苗の植え付けが完了したプランターの土に
敷き藁をかけました.
マルチといってイチゴ栽培では黒のビニールをかけます.
それは地温を高め(透明の方が効果は高い),
雑草を抑制し,
何よりも果実に泥が付いて腐ったりするのを防ぎます.
藁でも同様の効果が期待できます.
ストロベリーのストロは英語で藁を意味するそうです.
一般に花が咲き始めたらこのマルチを行います.
写真ではご覧のように花が既に咲いています.
今の時期に植え付け(ちょっと遅いんですが)すると,
短日(昼間が短い)と低温でイチゴは休眠に入ってしまいます.
一度寝てしまうと,ある条件(5℃で200時間以上)にさらされないと
目覚めることができません(休眠打破といいます).
しかし,とくに低温にさらさないと休眠することなく花が咲き,
実を収穫することが出来ます(促成栽培).
家庭菜園では春まで待てばとくに何もしなくても
休眠から目覚めて花が咲き実が採れます.
そのころマルチをすればいいわけです.
HCに敷き藁を買いに行くと,
たまたま興味のあった「あすかルビー」という品種が
販売されていましたので2株だけ買っちゃいました.
もう休眠しているでしょうか・・・?
だとしたら子株採って来年ですねσ(^_^;)
先ほども述べたように,
ハウス内の温度を最低でも8℃程度に保つ必要があるため,
(地温は15℃程度ないと根の生長が止まる)
↓のような保温電球も取り付けました.
観賞魚用のサーモスタットに繋いであり,
15℃以下になると電球が点くようにしました.
温度計も観賞魚用のデジタル温度計を設置↓
先端は土の中に挿してあります.
OutとIngの温度が測れ,
最高・最低も記憶されるためとても良いです
今回は無農薬栽培するために害虫対策として,
ちょうど株の下部に銀色テープを施し,
害虫を寄せ付けないようにしました.
本当はシルバーマルチの方が効果が高いです.
葉の裏に付く害虫は反射した光を嫌うためです.
さらに,
黄色い粘着テープを吊して
害虫を駆除できるようにしました.
アブラムシ等は植物の新芽の色である黄色を好みます.
その性質を利用したものです.
最後に肥料の紹介です.
イチゴは窒素・リン酸・カリのうち,
とくにリンを多く必要とします.
本当は土を無肥料のものを使用すれば良かったのですが,
今回は有機肥料を使用した培養土にしました.
よってここで紹介する肥料は
補助的に使用するものや追肥で使用するものです.
またプランターのおよそ1/3に完熟バーク堆肥を入れました.
堆肥はゆっくりと窒素を供給し,
トリコデルマ(有用な青カビ)や放線菌を繁殖させ,
有害なバクテリアの繁殖を抑制する働きがあります.
窒素源としては↓のような油かすが有効です.
こちらは骨粉が混ぜてありリンが強化されています.
リンを多く含み窒素やカリの供給も出来る,
↓のような発酵粒状鶏糞がオススメです.
粒状ですので緩慢な肥効が期待できます.
さらにリンの供給源としては,
コウモリの糞が数百年かけて熟された,
「バットグアノ」↓というものがあります.
この成分のリンはク溶性リン酸と呼ばれ,
土壌に吸着されにくく,
植物に吸収されやすい性質があります.
その他微量元素も含む有効性の高い肥料です.
また,カリも果実肥大には大きな役割があり,
有機肥料には「草木灰」と呼ばれるものがあります.
読んで字のごとく草や木を灰にしたものです.
種イモの切り口の消毒にも使用されます.
その他微量元素を含みます.
そして,+αとして加えたいのが,
↓の珪酸質肥料です.
「ミリオン」が有名です.
レッドビー飼育にも使われるモンモリロナイトと
同じ仲間の鉱物で,ゼオライトも同様です.
70%以上が珪酸です.
珪酸は植物の茎を強くして病気への抵抗を強めます.
イチゴの実験で良好な結果が得られたと報告もあります.
ここまで拘って作ってイチゴがならなかったり,
たとえ出来ても美味しくなかったら
結局これを生業とされている方々には及ばないということで,
今からドキドキです.
まあ,最初なので失敗しても藁(笑)ってみてください.

イチゴ苗の植え付けが完了したプランターの土に
敷き藁をかけました.
マルチといってイチゴ栽培では黒のビニールをかけます.
それは地温を高め(透明の方が効果は高い),
雑草を抑制し,
何よりも果実に泥が付いて腐ったりするのを防ぎます.
藁でも同様の効果が期待できます.
ストロベリーのストロは英語で藁を意味するそうです.
一般に花が咲き始めたらこのマルチを行います.
写真ではご覧のように花が既に咲いています.
今の時期に植え付け(ちょっと遅いんですが)すると,
短日(昼間が短い)と低温でイチゴは休眠に入ってしまいます.
一度寝てしまうと,ある条件(5℃で200時間以上)にさらされないと
目覚めることができません(休眠打破といいます).
しかし,とくに低温にさらさないと休眠することなく花が咲き,
実を収穫することが出来ます(促成栽培).
家庭菜園では春まで待てばとくに何もしなくても
休眠から目覚めて花が咲き実が採れます.
そのころマルチをすればいいわけです.
HCに敷き藁を買いに行くと,
たまたま興味のあった「あすかルビー」という品種が
販売されていましたので2株だけ買っちゃいました.
もう休眠しているでしょうか・・・?
だとしたら子株採って来年ですねσ(^_^;)
先ほども述べたように,
ハウス内の温度を最低でも8℃程度に保つ必要があるため,
(地温は15℃程度ないと根の生長が止まる)
↓のような保温電球も取り付けました.
観賞魚用のサーモスタットに繋いであり,
15℃以下になると電球が点くようにしました.
温度計も観賞魚用のデジタル温度計を設置↓
先端は土の中に挿してあります.
OutとIngの温度が測れ,
最高・最低も記憶されるためとても良いです

今回は無農薬栽培するために害虫対策として,
ちょうど株の下部に銀色テープを施し,
害虫を寄せ付けないようにしました.
本当はシルバーマルチの方が効果が高いです.
葉の裏に付く害虫は反射した光を嫌うためです.
さらに,
黄色い粘着テープを吊して
害虫を駆除できるようにしました.
アブラムシ等は植物の新芽の色である黄色を好みます.
その性質を利用したものです.
最後に肥料の紹介です.
イチゴは窒素・リン酸・カリのうち,
とくにリンを多く必要とします.
本当は土を無肥料のものを使用すれば良かったのですが,
今回は有機肥料を使用した培養土にしました.
よってここで紹介する肥料は
補助的に使用するものや追肥で使用するものです.
またプランターのおよそ1/3に完熟バーク堆肥を入れました.
堆肥はゆっくりと窒素を供給し,
トリコデルマ(有用な青カビ)や放線菌を繁殖させ,
有害なバクテリアの繁殖を抑制する働きがあります.
窒素源としては↓のような油かすが有効です.
こちらは骨粉が混ぜてありリンが強化されています.
リンを多く含み窒素やカリの供給も出来る,
↓のような発酵粒状鶏糞がオススメです.
粒状ですので緩慢な肥効が期待できます.
さらにリンの供給源としては,
コウモリの糞が数百年かけて熟された,
「バットグアノ」↓というものがあります.
この成分のリンはク溶性リン酸と呼ばれ,
土壌に吸着されにくく,
植物に吸収されやすい性質があります.
その他微量元素も含む有効性の高い肥料です.
また,カリも果実肥大には大きな役割があり,
有機肥料には「草木灰」と呼ばれるものがあります.
読んで字のごとく草や木を灰にしたものです.
種イモの切り口の消毒にも使用されます.
その他微量元素を含みます.
そして,+αとして加えたいのが,
↓の珪酸質肥料です.
「ミリオン」が有名です.
レッドビー飼育にも使われるモンモリロナイトと
同じ仲間の鉱物で,ゼオライトも同様です.
70%以上が珪酸です.
珪酸は植物の茎を強くして病気への抵抗を強めます.
イチゴの実験で良好な結果が得られたと報告もあります.
ここまで拘って作ってイチゴがならなかったり,
たとえ出来ても美味しくなかったら
結局これを生業とされている方々には及ばないということで,
今からドキドキです.
まあ,最初なので失敗しても藁(笑)ってみてください.