http://ameblo.jp/evolution-buffer/entry-10015987790.html
↑の記事でも話題になった安価な中国製pHメーターを
購入してきました.3千円前後で購入できます.
自分のpHメーターは初めてだし,ハンディ型も初めて使用します.
このpHメーターは測定部分がガラス電極になっています.
右の方の丸いガラスの部分がそうです.
複合ガラス電極と薄いガラス膜でできています.
なので大変割れやすく扱いには注意が必要です.
こういった安価なタイプは電極が交換できません.
ので使い捨てタイプです.
最近の高価なpHメーターはこの部分がセラミックになっており
割れにくく,寿命も長くなっています.
精度はどうでしょうか?
pHメーターというものは校正といって
(たぶん理科の授業でやったと思いますが)
pH2,4,7,9,12などの標準液を用いて調整してやる必要があります.
高価なタイプは3点校正ができ,安価なタイプは1点のみです.
だいたい測定する水溶液のpHに近い値の標準液を用います.
今回はpH6.88(25℃時)のフタル酸標準液を用いて校正しました.
実際に標準液に浸けるとpH6.8~6.9を示し校正の必要がありませんでした.
さて色々測ってみましょう!
①普通の水(井戸水)・・・pH7.4
②ゼオライト水・・・pH7.4~7.7
③アピスト水槽・・・pH6.1
④ステルバイ+サカサナマズ水槽・・・pH7.5
⑤デュプリカレウス水槽・・・pH5.6
⑥デビットサンジィ水槽・・・pH7.5
⑦ゴッセイ+インペリアルタイガー水槽・・・pH7.9
⑧グッピー+キンペコ+その他プレコ水槽・・・pH7.0
⑨ゼオライト処理後ピート煮沸30分後1日放置水・・・pH6.8
水やアピスト飼育水のpHから先日卓上pHで測定した
pHの値とほとんど変わらないことから精度も良いと思います.
全体を見てもとの水が少し高めのpHということもあり
ほとんどの水槽でpH7以上になっていました.
ゴッセイ+インペリアルタイガー水槽ではpH7.9もあり
これはサンゴ砂の影響だと思われます.
ややpHが高すぎたのでサンゴ砂を撤去しようと思います.
デュプリカレウス水槽ではなぜここまでpHが下がっていたのか?
換水をあまりしていないせいでしょうか?
ただそれだと同じようにあまり換水していないステルバイ水槽や
デビットサンジィ水槽でpHが7.5もあったのは不思議です.
飼育環境にも大きな差はありません.
グッピー水槽のpH7.0はすごいです.
ろ過層にあるサンゴ砂の効果と底砂のpHを中性付近で安定させる
セラミックサンドの効果であると思います.
それと今日はこんなものも購入してきました.
「pH/KHマイナス」
pHを降下させることのできるコンディショナーです.
テトラから発売されています.
これとは逆にpHを高くするものもあります.
値段は結構高めです.
これはpHだけでなくpHと非常に密接に関係する
KHも下げます.
このKH(炭酸塩硬度)はまた後日説明する機会も
あるかと思います.
さすがにここまでうちの地域の水のpHが高いと
アピストなどの飼育水を作るのが大変で・・・
これに頼る羽目になりました・・・
使用報告はまた後ほど.