コリドラスは本当にその容姿だけでなく
仕草まで「愛くるしいナマズ」です.
赤コリ,白コリ,青コリなど昔から「お掃除屋さん」と
親しまれ,値段も安く飼育も簡単で繁殖もできる種類から
プンクタートゥスのように云万円の値段が付く種類,
ロングノーズ系の種類までものすごい数の種類があります.
さてさて,赤コリや青コリから始めて
少しスキルアップして違う種類も飼育してみたいと思ったら
もう,コリマニアの道に足を踏み入れてしまいました.
ジュリー(トリリ)やパンダ・・・さらには
アドルフォイ,ステルバイ,メタエ,コンコロール,ゴッセイ,
ベネズエラオレンジ,シュワルツィ,パンク,バイオレット,
アルクアートゥス,エレガンス,グァポレ・・・などなど
ショートノーズ系で価格的にも安価で買えるものを
思いつくだけ陳列してみました.
上記の種でもブリード物がかなり入ってきている物もあり
反面,ワイルドばかりと言う物もあります.
ブリード物は結構丈夫ですが,やはり輸入によるストレスも
受けていることは間違いありません.
購入するときのポイント,さらには自分の家の水に慣れるまで
また,水質が不安定なときコリドラスは様々な信号を出してくれます.
もともと丈夫な外皮を持っていて病気にもなりにくいのですが
清流にすむ種も多く,不安定な水質では簡単に病気になります.
毎日,状態をチェックしてサインが出ていないか見てください.
病気になる手前,初期症状のうちに対処できればベストですね.
①背ビレ
このようにピンと立てていれば元気のしるし!
体調が悪いと必ず背ビレを畳みます.
また水質が悪くても敏感な種であれば背ビレを畳みます.
僕の経験ではジュリーやデュプリカレウスがそうでした.
これはとても重要なサインです.
背ビレを畳んでいるときは換水や濾過器の清掃,
環境条件などの再検討をしましょう.
②ヒゲ
僕の所見では苦の直ぐ下に短いのが2本.
口の横に長いのが4本あります.
コリドラスは砂などをほじくって餌を探すため重要な器官です.
ナマズの特徴でもあります.
このヒゲが溶けると【危険信号】です.
完全になくなっているか短くなっている場合,
底砂が汚れていないかチェックしましょう.
汚れている場合は「プロホース」などを用いて掃除してください.
また,カラムナリス感染症の疑いもあります.
様子を見て元気がなかったり,餌を食べないような場合は
「グリーンFゴールド顆粒」か「グリーンFゴールドリキッド」
もしくは「パラザンD」で薬浴してください.
必ず規定量,薬浴時間・日数を守ってください.
(ナマズ類は薬品に弱いです)
③エラ
このエラが充血するとエロモナス感染症の疑いあり.
水質,ろ過の汚れ,環境条件などの再検討を.
体色が薄く充血しているように見えることもありますので
(ジュリーなんかは時々ありました)
元気がない,餌を食べないなどの症状がないか
チェックしましょう.
もし病気になってしまったら,
「グリーンFゴールド顆粒」,「グリーンFゴールドリキッド」,
「パラザンD」などで薬浴しましょう.
④病気になると・・・
仲間からはずれて1匹でジッとしていることが多いです.
背ビレを畳んでいたり,ヒゲが溶けていたりします.
状態の良いときは・・・?
エラの周辺,尾ビレの付け根から体中央にかけて
メタリックに輝きます.
せっかく飼育するなら大切に育てて繁殖までいきたいと
僕は思っています.