ヤマトヌマエビ1


ヤマトヌマエビ

Caridina japonica

もう,言うことはありません.

コケ取り(とくにひげゴケ)の重要要員ですね.


ビーシュリンプ,ミナミヌマエビ,レッドチェリーシュリンプ・・・など

エビブームではありますが,

ヤマトヌマエビのコケ取り能力には到底,敵いません.

何しろ体格が大きいですから・・・


雑食性で何でも食べますがやはり植物食中心で.

希に小魚を食べるようなイメージをお持ちの方も

いらっしゃるかもしれませんが,

生きている魚を補食して食べるようなことはしません.

(死ぬと食べますが)


日本独特の種です.

ミナミヌマエビやビーシュリンプは

陸封型(完全淡水)で大卵少数を抱卵するのに対して

ヤマトヌマエビは回遊型(産卵は汽水)で小卵多数を

抱卵します.


そこですでに育成の難易度が違い,ミナミヌマエビや

ビーシュリンプは放っておいても繁殖・育成しますが,

ヤマトヌマエビはふ化後直ぐに汽水を用意する必要があり,

産まれた直後はゾエアという幼生ですので餌も

植物プランクトンを用意する必要があります.


ということで流通しているヤマトヌマエビも天然物であると

思われます.激減しないといいけど・・・・・・


そんなわけで是非,余裕のある方は繁殖にもチャレンジしてください!


水温15℃~27℃(高温には弱い)

pH:中性,全長5cm程度