ヤマトヌマエビ
Caridina japonica
もう,言うことはありません.
コケ取り(とくにひげゴケ)の重要要員ですね.
ビーシュリンプ,ミナミヌマエビ,レッドチェリーシュリンプ・・・など
エビブームではありますが,
ヤマトヌマエビのコケ取り能力には到底,敵いません.
何しろ体格が大きいですから・・・
雑食性で何でも食べますがやはり植物食中心で.
希に小魚を食べるようなイメージをお持ちの方も
いらっしゃるかもしれませんが,
生きている魚を補食して食べるようなことはしません.
(死ぬと食べますが)
日本独特の種です.
ミナミヌマエビやビーシュリンプは
陸封型(完全淡水)で大卵少数を抱卵するのに対して
ヤマトヌマエビは回遊型(産卵は汽水)で小卵多数を
抱卵します.
そこですでに育成の難易度が違い,ミナミヌマエビや
ビーシュリンプは放っておいても繁殖・育成しますが,
ヤマトヌマエビはふ化後直ぐに汽水を用意する必要があり,
産まれた直後はゾエアという幼生ですので餌も
植物プランクトンを用意する必要があります.
ということで流通しているヤマトヌマエビも天然物であると
思われます.激減しないといいけど・・・・・・
そんなわけで是非,余裕のある方は繁殖にもチャレンジしてください!
水温15℃~27℃(高温には弱い)
pH:中性,全長5cm程度