わたしです。
知人が初心者向けCSを開催するということなので(他人ごと)、遊戯王OCGのマッチ戦とって何だよという方の一助になればと思い個人的な考え方で駄文を書きます。

〇マッチ戦に出たことがない・マッチあり対戦の経験が浅い
〇サイドにどういうカードを入れればいいか分からない
〇先攻後攻のサイドチェンジの考え方が分からない
〇カードの名前だけは知ってるけど実際にどう使えばいいか分からない


本記事は主に上記の層の方を対象としますので、ご了承ください。
また、この記事は現行の環境デッキに対しての正しい誘発・カードの使い方を指南するものではありません(重要)。


参考文献
(コト:マッチ戦初心者向け 簡単で無難なサイドデッキの組み方 https://note.com/kotomutsuminote/n/n0f8870e6bf4e)
(ユーゴ:遊戯王OCGにおけるマッチ戦の”負け後”について https://note.com/yuugo_satosi/n/ne20e65c593cd)


他の方が描かれた参考記事がありましたのでここをお借りして紹介します。
これらの記事の方がサイド戦・サイドデッキの考え方についてより詳細に書かれているため、先に購読することをお勧めします。

 

本文中では、デッキテーマを【】、カード名を『』、カードテキストを「」で表記します。



<モンスター編>



サイド筆頭とも呼べる、大量召喚するデッキの後攻に対して入れたいカードです。
環境次第ではメインにも何枚か入ることがあります。
展開途中で撃つのが効くパターンと、最後まで待っても間に合うパターンがあります。
時折、展開途中で無効系モンスター( 『召命の神弓-アポロウーサ』『フルール・ド・バロネス』等)を出してくるデッキもありますが。
自分の場にモンスターが出るため、『無限泡影』の邪魔をするので注意。




採用できるデッキが限られていますが墓地に対する猛烈なメタ性能を持つカード。
自分の墓地採用も縛られてしまうので、墓地に対して依存をするデッキでは採用するべきではありません。
採用範囲のデッキは【エクソシスター】【天盃龍】【ふわんだりぃず】【クシャトリラ】など。



メジャーそうなので説明は略。
多分サイドではなくメインに入りうるカードだと思います。



エフェクト・ヴェーラーに似ていますが、無効化できる範囲とタイミングが若干限定されています。
最近は採用率が下がり気味。




環境によって流行が変わるカード。
効果を止められない代わりに、永続系のカードにも撃つことができるため、現在では撃てるタイミングは多いかとは思います。
フィールド魔法などの「発動時の処理として~」には撃てないことには注意。
主な対策先は【粛声】(『粛声なる結界』『粛声なる祝福』『粛声なる威光』)【天盃龍】(『盃満ちる燦幻荘』)ペンデュラム系デッキ全般など。



環境によって流行が変わるカードその2。
墓地を触る効果に反応して撃ちます。
主な対策先は【スネークアイズ】(『蛇眼の炎龍』『スネークアイ・オーク』)【粛声】(『粛声の祈り手ロー』『粛声の竜賢姫サフィラ』『大儺主水』)『墓穴の指名者』『天底の使徒』墓地蘇生を多用するデッキなど。



環境によって流行が変わるカードその3。
このカードじゃないと止まらない環境(先攻1キルの流行など)になるとよく顔を出して荒れます。
デッキサーチを多用するデッキに対して撃ちますが、最初のサーチは通してしまうのと、デッキから直接セットする効果には通用しないのが困りもの。
最近はあんまり流行ってないと思います。



リンクモンスターに反応して出てくるやつ。
対象耐性をつける上に手札交換もできるので、状況に応じて必要な誘発・パーツを探してくるのも可。
リンク召喚を多用するデッキ全般に対して撃ちます。
主に【炎王】【スネークアイ】などに対して使用することを想定していますが、【天盃龍】については変化が激しいため直近ではどんな型が流行しているのかよく分かりません。



墓地の魔法罠も除外できるカード。
墓地に落ちた瞬間に発動する効果は止められないので注意。



類似カード:『深淵の獣バルドレイク』『深淵の獣ドルイドヴルム』など

墓地の光と闇を除外できるナイスガイたち。
現在の環境的には【粛声】にしか効かなそうなので微妙かもしれません。



類似カード:『怪粉壊獣ガダーラ』『怒炎壊獣ドゴラン』など

リリースされない以外のモンスターを1枚で対処できるカード。
相手のカード次第では不利になる可能性もあるので、ご利用は計画的に。



通常召喚権を使って相手のモンスターを大量に除去できるカード。
貴重な召喚権を使う上に相手に耐性を持つモンスターを渡すので、採用するデッキはかなり限られます。
採用範囲のデッキは【神碑】など。


<魔法編>


伏せ除去用のカードです。
罠デッキに対して後攻時に投入します。
主な対策先は【ラビュリンス】【メタビート】など。


魔法効果を無効化できないデッキを一発で黙らせるカード。
『召命の神弓-アポロウーサ』『深淵の神獣ディス・パテル』などモンスター効果に対しては強いモンスターが多く立つも、魔法罠を対策できない&対策が限られているデッキもあります。
また『フルール・ド・バロネス』が場にいて睨まれている場合でも、逆に言えば確実に無効化効果を使わせられると考えることもできます。



『サンダー・ボルト』と『ハーピィの羽根帚』を足して割った雰囲気のカード。
「自分フィールドに表側表示のカードが存在しない場合」という制限があるため、自分が前に「原始生命態ニビル」を使ってカードが残ったターンには使えないというデメリットもあります。



フィールドのモンスター効果に全てを頼ったデッキを葬り去るカード。
……ですが穴があり、「このカードの発動に対してモンスターの効果は発動できない。」なので、結界波に対してフリーチェーン魔法罠をチェーン→『?魔竜 レッド・デーモン・アビス』などの「自分・相手ターンに、相手フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。」カードをチェーン、という形で間接的に無効化することができます。
また、無効化する範囲はあくまでフィールドなので、手札・墓地で発動するモンスター効果は無効にならない点も注意。



1000ライフを犠牲に魔法・罠を除外するカード。
基本的に後攻から投入するカードですが、先攻時に入れて相手の永続系カード・ペンデュラムゾーンのモンスターを除外するなどの妨害にも使用できます。
特に【神碑】の『神碑の泉』は特に除外したいカードです。



墓地を除外するカード。
【炎王】【スネークアイ】などを対策するために後攻から投入します。


フィールドのモンスター効果に全てを頼ったデッキを葬り去るカードその2。
コストは重いですが、使用タイミングを自分で選べることが大きな強み。
使用したコスト次第で穴ができる可能性があることに注意。



ドロー、ハンデス、コントロール奪取の3種から効果を選べるカード。
個人的に好きなカードなので、シングル戦用のデッキにはよくメインから積んだりします。
基本的には後攻札です。
流行していた時期には対策でスタンバイにGを撃つ、などのプレイがありました。



先攻でも後攻でも使える可能性がある魔法のカード。
先攻では相手の対策札(『次元障壁』など)、後攻では場合にもよりますが突破札(『サンダー・ボルト』『ハーピィの羽根箒』『拮抗勝負』『三戦の才』)や自分のデッキの展開札などをサーチできます。



墓地利用とだいたいの手札誘発を黙らせるカード。
先置きすることで『ドロール&ロックバード』や『幽鬼うさぎ』を防ぐことができます。
基本的に【ふわんだりぃず】が使用することが多いですが、【センチュリオン】なども入れることがあります。



墓地に対する強烈なメタ効果を持つカード。
「墓地のカードへ及ぶ効果」と書き方が若干ややこしいですが、お互いに墓地のカードを除外することとと墓地のカードをどこか(手札やフィールド)に移動させることができない、と考えるといいかと思います。



環境によってはよく採用されるカード。
チェーンされないテキストにより色々なメタをすり抜けることができます。
融合先としては主に『沼地のドロゴン』『共命の翼ガルーラ』『アースゴーレム@イグニスター』『スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』などが使用されます。



相手の展開を抑制するカード。主に先攻で入れます。
これもルールが若干ややこしいので、使用する場合はある程度事前勉強が必要かもしれません。
『原始生命態ニビル』を防いだり、自分は展開を最小限に抑えて相手に多くモンスターを出させない、という使い方もあります。


<罠編>



「手札を全て相手に見せて」発動できる疑似手札破壊カード。手札がない場合は発動できません。
先攻時に投入して相手の危険なカードを抜きます。



環境が偏っている場合によく採用されるカード。
主に先攻時に使用するカードですが、既に存在しているモンスターの効果も無効化できるため、後引きでも間に合う場合があります。
『三戦の号』で持ってこられることがあります。



疑似的な伏せ対策に加え、フィールドを掃除した後に使われる可能性がある『無限泡影』をシャットダウンできます。
主に後攻で1ショットキルできるデッキ(【天盃龍】など)が投入します。



破壊すると効果が発動する・モンスターと魔法罠に妨害が分かれているデッキなどに対して後攻が投入する禁断のカード。
トークンは除外できないのでトークンが存在する場合はトークンを残さないといけない、1枚目の発動を無効にされても2枚目が手札にある場合は発動ができる、など小技が色々あります。




いわゆる陰湿系の永続メタカード。
先攻時に投入して相手の邪魔をすることが目的ですが、魔法罠を守れないデッキだと拮抗勝負で一緒に飛んだりするのでご利用は計画的に。
自分の場にも影響するので自分の首を絞めたり、相手に使われて1枚で詰んだり……。
投入の場合は流行とデッキの性質と相談しましょう。
よく規制で枚数が変動するので、制限状況も要確認。



永続系カードやペンデュラムを破壊できるカード。

同一チェーンでは使用できない縛りこそありますが効果は協力。
ライフがある限り使用できるので、刺さる相手には絶大な効果を発揮します。

 

 

以上です。

気が向いたら足します。