先日、職場にあった壁掛けの時計を新しい物に入れ替えることになって、今までの時計が私の手元に来た。

この時計は電波時計だったのでちょっと分解してみた。

電波時計と言ってもGPS衛星からの電波を受信するものではなく、福島県から出ている40KHz、もしくは佐賀県から出ている60KHzの“JJY“と言われる標準電波を受信して補正する物です。

裏面のパネルをバラしてみると基板などが出てきました。

上から....
①JJYの電波受信用アンテナと40KHz/60KHzを選択する回路。

②温湿度を表示する回路。(表面はデジタル表示するLCD)

③時計を動かすメカと両脇は電池

④カレンダーを表示する回路。(表面はデジタル表示するLCD)
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気になっていたのはアンテナ部分だ。
フェライトバーにコイルを巻いた単純な物なんだね。
中央の黒い部分にちょっとした回路を搭載している。
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温湿度を測定する素子がリード線で少し離れた位置まで引き出されていた。
白いのが湿度センサーでもう一方が温度センサーであるサーミスタ。
ここではサーミスタよりは湿度センサーが気になるけど、中国のAOSONG社のモノだと思う。
データシートによると精度は湿度60%の時で5%以内らしいが、温度で検出数値が劇的に変わるので補正されているのかと思うけど、時計自体が安物なのでそんなのしてないんだろう。まぁ目安ってことでOKでしょう。
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と、いうワケで一応分解清掃という事にして、再び職場の違う場所にまた取り付けました。
(^^)v