何気なく無線機などのメーカーであるアイコムのサイトを見ていたらIC-7610という無線機に目が留まった。
これと似たような型式の無線機であるIC-7600というモノもある。
きっとIC-7610はIC-7600の改良版と思われるけど...違うかな?

値段が気になった。(いずれも税別)
 IC-7600 \398,000
 IC-7610 \368,000 ← IC-7600よりも3万円安くなっている!

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なにが変わったのかなぁって気になりますよね。
スペックを見ると受信方式が変わっていた。
 IC-7600 ダブルスーパーヘテロダイン
 IC-7610 ダイレクトサンプリングヘテロダイン ← 聞いたことないなぁ

あと重量がIC-7610の方が1.5kg軽くなっていた。
簡単に見るとこんな感じですね。

価格と重量が比例しているので、ハードウェア的には簡素化され、デジタルで何とかしてしまおうとしたのかも知れません。
だとしたらアイコムらしい考えです。

IC-7610の筐体背面を見るとデジタル系の入出力の端子がある。
「デジタルはノイズは受信に影響する...」なんて言っていたのは昔の話のようですね。
今ではハード的にもソフト的にもノイズを回避する仕組みが確立されているので受信にはほとんど影響が無いのでしょう。

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それにしても無線機の価格が高い!
FT-101やTS-520などが売られていた時代と違ってアマチュア無線局数が平成6年度をピークに減っていく方向なので、買う人が少ないので開発費などを回収するにはこうなるのでしょう。
でも局数自体は自分が開局した昭和53年と平成28年ではほとんど同じなんだけどなぁ。

※掲載の画像はアイコムのホームページのものです。