DVD分析84「ウルク軍の対竜戦術」 | 遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」

DVD分析84「ウルク軍の対竜戦術」

 片羽との戦いは、本格的な戦闘シーンが描かれているという点で、なかなか見所があった。兵器や道具などのギミックがとても面白かったうえに、デザイナーの小林さんがコメンタリーに入っていたのに、賀東さんがこの辺をコメントしていなかったのはDVDを見てちょっと残念だった部分でもある。


時限ランタン


 ゼンマイが剥き出しになっている装置。ゼンマイの力でタイマーが駆動して仕切り板を動かし、入れてあった雷光石が下部の水槽に落ちて辺りに光を放つ、一種の照明。なぜ時限式にしているのかは謎。

 単に水槽を置いてそこに雷光石を入れてダッシュで逃げるのでは間に合わないのだろう。


多段シールド


 盾兵が盾を並べる。それと互い違いになるように、2段目の盾を積んでいく。このように積むからには、左右の盾を繋ぐ機構があって、盾の間にスパイクが入るようになっているか、盾の上面と下面に互い違いの盾を繋げる機構があるかのいずれかであろう。まずは物理的に一枚に繋げるわけだ。


魔法シールド


 そして魔法兵が魔法障壁で全体にその防御が及ぶようにする。この魔法障壁は自ら固定されているわけではなく、ジルがクサラックの攻撃を耐えたのと同様に、全体に掛かる物理的力を盾に収束させるだけらしい。盾兵たちが頑張らなければ、押されてしまうわけだ。


弓矢による一斉攻撃


 盾の周りから一斉に弓矢を射かける。矢が青白く輝いているので、矢尻に雷光石が使われているのかも知れない。それを濡らして発射し、敵に当たったところで何らかの特殊効果を発揮する。第6話でユーリが「爆発する」と言及していたので、多分炸薬として機能するに違いない。


対大物用バリスタ


 盾の一部を外し、そこから射出機によって杭状の物が発射される。モンスターハンターとかを賀東さんがプレイしていた頃と一致しているから、砦のバリスタなんだろうな、と勝手に思った。

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