DVD分析81「片羽のドラゴン」 | 遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」

DVD分析81「片羽のドラゴン」

 塔内のモンスターとしては、第1期の中でも最大級だったのが第7話のファイヤードラゴン、通称「片羽」だ。ドラゴンには色々な種類があるわけだが、こいつは前足と後足があって羽を持っている。さらにその羽で飛行することが可能なタイプということになる。片羽なので飛べないとは思うが。

 俗に「飛竜」と呼ばれているのは、前足が羽になっているタイプで、正確にはドラゴンではなくワイヴァーンに属する。


大通路を住処とする片羽


 塔内の大回廊の一部を占有する形で巣を持ち、倒さない限り通過は難しそうなので、ここは中盤の難関となっているに違いない。もちろん、迂回路はたくさんありそうだけど…。

 それにしても、この巨体を維持するだけの餌が塔内にあるのかは謎だ。


片羽の火炎放射


 片羽が吐いた炎。この炎は口から直接火炎の状態で、下に落ちて広がっている。

 ここから何が分かるかと言うと、片羽の火炎の燃料が液体だということだ。気体の場合、炎は上に向かって燃えて消えていく。大道芸人の火吹きのように、液体を噴霧する場合も、気化したガスが燃えるので同じようになる。


 片羽のブレスは発火点以上に熱された液体燃料、あるいは気化しやすい物と気化しにくい物をブレンドしたような液体燃料が、ホースから水が出るように放射された結果ではないだろうか?


胸の炎袋


 その胸には炎袋と呼ばれる部分があり、どうも内部で何かが燃えているのではないかのような見え方をしている。体内で燃焼を起こせるような酸素の供給は難しいので、燃焼によらない熱源を持っていると思いたい。そこで熱された燃料が外気と触れて炎となる。そんな感じではないだろうか?

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