゚・.everything story.・゚ -2ページ目

゚・.everything story.・゚

嵐は自分を支える大切な人たち。

 
 
゚・.everything story.・゚-120227_1927~550004.jpg
 
~第二話~
 
「では鬼を決めてください。」
 
「そもそもルールが分からないし。」
 
「そうでした。これが説明が書かれた紙でございます。」
 

【恐怖の鬼ごっこ】
 
~説明書~
 
①提案した者を司令塔(このゲームを操る者)とする。
 
②鬼を司令塔が3人決める。
 
③司令塔はどんな指令をしてもよい。
(メールで指令をすること)
 
④司令塔には必ず従うこと。
従わなかったら罰を与える。
(3時間以内に従うこと)
 
⑤鬼に捕まった者には罰を与える。
 
⑥司令塔も逃げること。
逃走者に捕まった場合は司令塔を交代すること。
司令塔は鬼を捕まえて交代することもできる。
 
⑦鬼と司令塔は罰を受けることはない。
(鬼から司令塔に、司令塔から逃走者になる可能性はある。)
 
⑧1人だけ生き残れる。
(詳細は司令塔と鬼だけになった瞬間に分かる)
 
⑨最後まで生き残れた者には賞金50万円が与えられる。
 
⑩司令塔と鬼は命令を受けることはない。
 
⑪鬼は3時間内で最低1人は捕まえること。
捕まえられなかったら罰を与える。
(3時間内に2人捕まえた場合は次の3時間の捕まえた人にする事ができる。)
(3人などの場合も捕まえた人に繰り上げする事ができる)

 
 
<沙羅side…>
 
何もかもがむちゃくちゃだ。
 
これじゃまるでオモチャじゃない。
 
「説明書は人数分ございます…、どうぞ…。司令塔はこの白い仮面を、鬼はこの鬼の仮面を被っていただきます。」
 
すぐに分かるわね。
 
「こ、こわいよぉ…。」
 
「びびるな、俺がついてるだろ。」
 
泣き虫と自称おれ様のキモいカップル、莉乃と大志だ。
 
莉乃はまだマシだけど。
 
顔は比較的、可愛いし、勉強もできるし、優しいし、でも運動音痴と泣き虫と自分の考えを持たない人なんだよね。
 
「では、皆さんが逃げる時間を5分、差し上げます。司令塔の小河さん、カウントダウンをお願いします。」
 
「3.2.1 カウントダウンスタート。」
 
みんなが逃げていく。
 
「どうしたの?早く逃げないと。」
 
「あんたこそ逃げないの?」
 
「私は司令塔だから。」
 
「私と交換することになるかもよ。」
 
「別に、、あんたなんか相手にならない。」
 
「…本当にあんたってやつは可愛くないよねww」
 
「ここに沙羅が居ること、鬼に言っちゃうよ。」
 
「ちっ…。」
 
なんなの!?あの女は??
 
めっちゃうざい!
 
とにかく逃げなきゃ。
 
—プルルルル~♪
 
んっ?
 

受信者:
件名:恐怖の鬼ごっこ

 
残り60秒
 
—ENG—

 
 
なんで!?
 
誰からのメール?
 
きもい。
 
何が60秒なの?
 
—キーンコーンカーンコーン…始まりです。
 
…始まった。
 

受信者:杏奈
件名:杏奈です

 
命令。
クラスメートの誰か一人をみんなで殺す。
ナイフ、銃、紐は第一視聴覚室にある。

 
~つづく~
 
お楽しみにキラキラ