とても盛り上がったスカイレース。
赤組は2位が多かったが、1位になった人は全員素晴らしい飛びだった。
その中でもサージアがかなりの実力をみせた。
ピストルがなった瞬間、だれもが彼の姿を見失い、なんなのかと人々がざわめきはじめた頃にはゴールしていたのだ。
まるで光のような速さだったので、生徒も観客も関係なく『神速』やら『光速』と呼び始めた。
応援席であの速さはなんなのかとレオンが訊くと、「待っている間に竜巻などの動きを見て、最も安全で早く行けるルートを決めといただけだ。」と返された。
でも、あの速さは異様だった。どんな練習をすればあの『神速』が身につくのだろう?
レオンはそんなことを考えていた。
考えているうちに暴走玉入れが始まろうとしていた。
逃げたり暴れて攻撃してきたりと面倒な玉たちをかごに入れるものである。
開始早々、第一の被害者がでた。
そんな感じでどんどん両チームの人数が減らされる。
まあ、飛ばされるだけだが。
レオン達は玉を攻撃し、気絶させてから玉を入れる作戦だったのだが、玉は想像以上に素早く手こずっていた。
結局、赤組は負けてしまった。
ファーストクラスの負けを巻き返すように先輩達が1位を取り続けるも、すぐ巻き返され___の繰り返しであった。
「やばいよこれ。負けちゃうかも。」
リオナが得点板を見ながら言う。
「次の徒競走は勝たないと。」
レオンも深刻そうな顔で返した。
徒競走が始まった。
赤組の皆は、現在の深刻さを理解しているらしく真剣な表情で前を向いている。
レオンは第5走者でセイと走る。
体格的には遅そうだが、油断はできない。
スタートの合図でレオンとセイは走った。
スピードはほぼ同じ。両方追い抜かされまいと全力で走った。
ゴールもほぼ同じだった。
二人のもとに決勝審判係がやって来た。
レオンはなんと『1』と書いてあるゼッケンの先輩に誘導された。
つまり、1位だ。
しかしレオンは悦に入ることなく、赤組の応援に集中した。
レオンの応援もあってか、最終的に赤組は徒競走で勝利をおさめた。
それからも赤組は、残りの数競技に全力で取り組んだ。
そして、閉会式___。
点数発表をする広報委員長は、深呼吸すると点数発表を始めた。
「点数発表をします。はじめに、1の位、オープン!」
委員長が言うと、得点板の一番右の数字が現れた。赤組が1で、白組が4。
「次に、100の位、オープン!」
次は一番左の数字が現れた。赤組も白組も3だ。
「最後に、10の位、オープン!」
真ん中の数字が現れる。
赤組が6で白組が___、
5だった。
「おおっ。」と周りがざわめく。
「361対354で、赤組の優勝です!」
わああっ!という歓声で校庭全体が震えたような気がした。
委員長の「これで、点数発表を終わります。」との声が聞こえないほど赤組の歓声は凄いものだった。
「お疲れ様。優勝取れてよかったね。」
「リオナのおかげだよ。ありがとう。」
帰りは、リオナとリブと一緒だ。
「師匠。私一回も白組になった事ないんですよー。」
リブはなぜかリオナのことを『師匠』と呼ぶ。
リオナ曰く親同士が師弟関係だったらしいのだが、実際にリブはリオナに何も教わっていない。
「そーいえばレオンちゃん。勉強してる?」
リブが急に話を振ってきた。
「え?」
「後、二週間ちょっとでテストだよ。」
「「嫌なこと思い出させないでー!」」
リオナとレオンが同時にいった。
「えへへ。」
リブが笑う。
「でも確かに、勉強しなくちゃ、ね。」
体育祭の終わり。それはつまり、地獄の日々の始まりである。
赤組は2位が多かったが、1位になった人は全員素晴らしい飛びだった。
その中でもサージアがかなりの実力をみせた。
ピストルがなった瞬間、だれもが彼の姿を見失い、なんなのかと人々がざわめきはじめた頃にはゴールしていたのだ。
まるで光のような速さだったので、生徒も観客も関係なく『神速』やら『光速』と呼び始めた。
応援席であの速さはなんなのかとレオンが訊くと、「待っている間に竜巻などの動きを見て、最も安全で早く行けるルートを決めといただけだ。」と返された。
でも、あの速さは異様だった。どんな練習をすればあの『神速』が身につくのだろう?
レオンはそんなことを考えていた。
考えているうちに暴走玉入れが始まろうとしていた。
逃げたり暴れて攻撃してきたりと面倒な玉たちをかごに入れるものである。
開始早々、第一の被害者がでた。
そんな感じでどんどん両チームの人数が減らされる。
まあ、飛ばされるだけだが。
レオン達は玉を攻撃し、気絶させてから玉を入れる作戦だったのだが、玉は想像以上に素早く手こずっていた。
結局、赤組は負けてしまった。
ファーストクラスの負けを巻き返すように先輩達が1位を取り続けるも、すぐ巻き返され___の繰り返しであった。
「やばいよこれ。負けちゃうかも。」
リオナが得点板を見ながら言う。
「次の徒競走は勝たないと。」
レオンも深刻そうな顔で返した。
徒競走が始まった。
赤組の皆は、現在の深刻さを理解しているらしく真剣な表情で前を向いている。
レオンは第5走者でセイと走る。
体格的には遅そうだが、油断はできない。
スタートの合図でレオンとセイは走った。
スピードはほぼ同じ。両方追い抜かされまいと全力で走った。
ゴールもほぼ同じだった。
二人のもとに決勝審判係がやって来た。
レオンはなんと『1』と書いてあるゼッケンの先輩に誘導された。
つまり、1位だ。
しかしレオンは悦に入ることなく、赤組の応援に集中した。
レオンの応援もあってか、最終的に赤組は徒競走で勝利をおさめた。
それからも赤組は、残りの数競技に全力で取り組んだ。
そして、閉会式___。
点数発表をする広報委員長は、深呼吸すると点数発表を始めた。
「点数発表をします。はじめに、1の位、オープン!」
委員長が言うと、得点板の一番右の数字が現れた。赤組が1で、白組が4。
「次に、100の位、オープン!」
次は一番左の数字が現れた。赤組も白組も3だ。
「最後に、10の位、オープン!」
真ん中の数字が現れる。
赤組が6で白組が___、
5だった。
「おおっ。」と周りがざわめく。
「361対354で、赤組の優勝です!」
わああっ!という歓声で校庭全体が震えたような気がした。
委員長の「これで、点数発表を終わります。」との声が聞こえないほど赤組の歓声は凄いものだった。
「お疲れ様。優勝取れてよかったね。」
「リオナのおかげだよ。ありがとう。」
帰りは、リオナとリブと一緒だ。
「師匠。私一回も白組になった事ないんですよー。」
リブはなぜかリオナのことを『師匠』と呼ぶ。
リオナ曰く親同士が師弟関係だったらしいのだが、実際にリブはリオナに何も教わっていない。
「そーいえばレオンちゃん。勉強してる?」
リブが急に話を振ってきた。
「え?」
「後、二週間ちょっとでテストだよ。」
「「嫌なこと思い出させないでー!」」
リオナとレオンが同時にいった。
「えへへ。」
リブが笑う。
「でも確かに、勉強しなくちゃ、ね。」
体育祭の終わり。それはつまり、地獄の日々の始まりである。