読売や毎日新聞などで、東京湾で５月２５日(月)・２６日(火)、シャチ(鯱、別称：サカマタ)の４頭ほどの群れが目撃されたというニュースが報道されていました。非常に優れた知能と仲間とのコミュニケーション能力を持つ海洋哺乳類で、海の食物連鎖の頂点に君臨する、「冥界からの悪魔、海のギャング、殺し屋クジラ」です。雄(オス)の大きな個体だと、体長１０メートルで体重１０トンにもなり、メスでも体長７メートルで体重４トンもあるので、肉食の海獣(かいじゅう)では最大です
泳ぐ速さは時速６０～８０ｋｍ、仲間との連携プレーも得意で狩りのバリエーションも豊富、凶暴なホオジロザメやイタチザメなどと戦っても圧勝だそうです。海中では無敵を誇り、天敵もいない“海の王者”ですが、好奇心旺盛で人懐っこい性格で、“人間を襲ったり、食べたりしない”と言われています。また、白と黒の模様が美しく、見た目がかわいくてかっこいいので大人気です。その絶大な人気と、頭がよくて社会性が高いので仲間の敵(かたき)をとるために必ず復讐するという畏怖から、人間から狙われることもありません。フカヒレ料理のために殺しまくられている鮫(サメ)たちと大違いの、好待遇です
でも、体長１０メートル＆体重１０トンの雄のシャチが時速８０キロメートルでぶつかってきたら、小さな漁船や観光船なら最初の一撃で沈没か転覆でしょうね。人喰いシャチはいないと言われていますが、シャチを見かけても絶対に近寄らないのが賢明です。日本最大の豪華レストラン船「ルミナス神戸２(全長１０６メートル、全幅１６メートル、総トン数４７７８トン、旅客定員１０００人)」 なら、安心できそうです。海には鯨(クジラ)もいるし衝突事故のことを考えると、やっぱり船は大きいほうが安全ですね。
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