先日ロンドンのジャパンハウスでアイヌ音楽のウポポを聴いた。マレウレル(MAREWREW)とトンコリ奏者のOKIさんのコラボレーションだった。ウェブなどで少し検索をすると結構前から世界各地をツアーでまわっているそう。旭川出身、在住だそうだ。OKIさんは英語もとても上手で、時折面白い冗談も交えるのでコンサートがあっという間だった。ウポポというのはアイヌがお祝いやお祭りの時に集団でうたう歌だそうだが、旋律を一拍ずつずらして歌い継ぐ、ウコウクという歌い方が特徴なのだそう。コンサートでは本来4人いるマレウレルのメンバー中2人だけだったので、たまにOKIさんも歌を重ねていたが、実際のアイヌの集まりで大勢でうたう時と比べれば迫力が欠けていたのかもしれない。しかし、とても素晴らしかった。同じく北の民族であるエスキモーのイヌイットの音楽に通じるところがあるなと思った。

 

このコンサートは夜だったが子供達も連れて行った。民族音楽でロックコンサートではないので静かにしてくれるか心配だったが、ずっと凝視だった。また、わらべ歌のところは勝手に体が動くのか、椅子を畳んで一緒になって振り付けをして踊っていた。もちろん、他の観客は全て大人で静かに聴いているだけなので、立って踊っているのはこの二人だけ。心に響く音楽だったのだと思う。

 

ジャパンハウスで1か月行われているアイヌのイベントは、今年4月北海道白老町にオープンするウポポイ(民族共生象徴空間)のオープンを記念して行われているそう。来週アイヌ刺繍のワークショップにも行くのでとても楽しみである。このウポポイも是非行ってみたい。