世界の元凶とも言えるような人が一度は捕まりかけたが、また放し飼いになってしまった。トランプ大統領の弾劾裁判、議会上院で無罪になった。議員も自分の首を守ることだけに必死だったのか。もちろん共和党一同無罪に投票するのだから、このような結果になることはわかりきっていた。勇気を出して自分の党首に刃向かい、票を入れたミット・ロムニー氏以外は。これではアメリカ国民全体を表現はしていない。今日の時点での最新情報では、51.7%がトランプ大統領の仕事に賛同していない。過半数を超えている(しかし、その割合が少なくて驚きだが)。しかも最悪なことに、今回の弾劾裁判を経験して学ぶことは一つもなかったと本人は発言している。一つ前に同じように裁判を起こされたクリントン大統領は、裁判中に自責の演説などをしたりして反省の色はあったので、まだマシだった。無罪確定後の演説も、いつも通り他人を非難することばかり。ネガティブが言葉が並ぶ。人々を不安に陥れて、私が救うというシナリオバレバレだ。騙されている人たちがたくさんいる。恐ろしい。

 

ロンドンの友人がコロラドの仏教修行に3か月参加した後、先日戻ってきたので一緒に食事をした。私は個人的にアメリカについて詳しくないし、精神状態の傾向、国民性など、身を持ってわかっているわけではない。なので、その彼がヨーロッパ人として外から見たアメリカという描写がとても興味深く思えた。その中で印象的だったのが、コロラドなどの田舎のほうは人々が常に何かに怯えているように見えた、というものである。実際、トランプ大統領はアメリカ中部などの田舎の方で人気だ。敵をリストアップし、恐怖心を煽り、自分が救世主のように演説することで聴衆をマインドコントロールしているとしたら、全世界にとって本当にはた迷惑な話だ。世界の大国であるアメリカ、順位はつけるべきではないが、世界のリーダーであることに間違いはないと思う。世界全体の平和において、アメリカ大統領は自分の住む国の代表ではないが、常に注目しておくべき人だ。