最近どうしても頭を離れないことの一つが、安倍政権のもとで暴かれるスキャンダルである。文科省前事務次官の前川喜平氏が出会い系のバーに出入りしているという読売新聞の記事。山尾志桜里議員の不倫騒動。野田聖子議員の夫が元暴力団員だったという文春の報道…。
いずれも一つ一つ取り上げれば、そういう事実が取材の結果、判明するということはあると思う。だから確信があるわけではないが、これが今の政権による情報収集と意図的なリークである可能性はないのか。
仮定の話として、もしそんなことがあれば、情報収集を任務とする警察や内調などの組織が集めた情報を、政敵を追い落とすのに使ったことになる。折しも、安倍首相の覚えめでたい元TBS記者山口宣之の準強姦事件が検察審査会で不起訴相当という結論が出た。この事件では!逆にスキャンダルの隠蔽に警察官僚が動いたとされる。
どうも何もかもが臭い。
だが証拠はない以上、責任者を公に断罪することはできない。ただ、これがこの政権の特徴的な行動様式だとすれば、周りにいる政治家やマスコミ人は、その餌食にならないよう心してかからねばならない。
まず電話や電子メールのやりとり、少なくともメタデータと呼ばれる日時、発信元、着信先などはすべて筒抜けになっていると考えた方がよい。米国の愛国的ホイッスルプロワー、スノーデン氏が暴露しているように、そういう情報を集めるためのソフトウエアが日本に提供され、運用されていると考えられるからである。
次にそうした情報をもとに、情報機関員による尾行がつく可能性があるということだ。逆に言えば、それを前提に行動すること。それがまずいときは、細心の注意を払って情報のやり取りや行動を秘匿することである。こんなことは、かつての日本共産党や過激派が公安警察を相手に学習したことで、普通の社会人は気にも留めないことだった。
もちろん杞憂に終わってくれればいいのだが、攻撃を受けてからでは遅い。それだけこの政権は悪質でどんな非道義的な手段も使うことに躊躇しないと私は見ている。十分な警戒をお勧めする。