旅は出会いで溢れている。
本当に出会いと別れの繰り返しだ。
バルセロナからイタリアのフェリー出会った一人の同世代の旅人。
フランスで購入した20年以上前の自転車で旅を続けている。
フェリーの20時間ではどうしても話足りない気がして、
イタリアの別れ際、彼が滞在すると言って行ったクロアチアの街の宿を
訪ねずにはいられなかった。
何だか不思議な感覚で、メール等で連絡なんてしなくても、
必ず再会出来る気がした。
町から外れた場所にある宿にやっと辿り着いた。
やっぱり彼の自転車がある。
そして再会。心通う友人との再会は本当に嬉しい。
話を聞けば、予定を早め明日この宿を発つとのこと。
その夜、遅くまで夕食を囲みながら色んなことを話した。
人の繋がりは過ごした時間の長さよりも中身の濃さに意味がある。
彼にはこの先の人生でも必ずまた遭う。
そしてこの出会いは、自分の人生に大きな意味を持つ。
世界は本当に驚きと変化、あらゆる多様性に溢れている。
新しい土地に行く度、新しい人に出会う度に、自分の知らなかった事の多さに気づかされる。
その気づきが、この世界の素晴らしさの様な気がする。
本当に古い自転車。

