執着するといつしか心は真っ暗になる
◎いい時も、悪い時も、こう考えれば良い
「いつまでも、いつまでも、生きていたい」 がそれは絶対にできない。
「稼いだお金を、いつまでも、持っていたい」これも絶対できない。
「行く河の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず」とは方丈記の名文である。
川の流れはいつもあるようだが、昨日流れていた水は一滴もない。
「いつまでも同じ」ということはないのだ。
「白雲自去来」という禅語がある。天空を流れる白い雲は、行ったり来たりして
本の雲は、消え果てて、一つもない。自然は常に変わる。自分も自然の一部であると
しっかりと考える。自然の命だから、常に変化する。
「ああ、何と幸せなことか」しかし、その幸福は続かない。次に不幸がやってくる。
しかし、その不幸もいつまでも続かない。次に幸福がやってくる。
「いつまでも同じ状態」を期待すると、いつしか、心は「無明」(まっくら)
になる。
「全ては変わるもんだ」と思ったとたん、悩みは、スーッと「無」くなって
モヤモヤが消え去る。
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超訳 般若心経
”すべて”の悩みが小さく見えてくる(境野勝悟)
三笠書房
より抜粋
