2019年9月20日公開でしたが、撮影期間は2018年4 - 5月頃であったというので、彼は28才です。
タイトルの『アイネクライネナハトムジーク』は、モーツァルトの同名楽曲からとられていて、「アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)」という意味だそうです。
「ある小さな夜曲」…なるほど、この映画は取り立てて強烈でインパクトのある出来事はないけれども、見終わって、ほのぼのとする映画でした。
彼は、普通の平凡なサラリーマン「佐藤」を好く演じていました。飲食するときの姿勢も少々崩れていたり姿勢が悪かったりするのです。
佐藤を取り巻く他のキャストもまた出会いや別れを繰り返し、ごく平凡な生活を送っています。映画として、それぞれのキャストの扱い、配分が絶妙だと思いました。
このストーリーの後半は、いきなり10年後の設定になります。
佐藤は、今ひとつどこか不器用で気が利かない男です。多部未華子さん扮する紗季と10年の同棲を経てもまだ結婚に踏み切れずに来てしまっています。おそらく紗季は、佐藤のそんなところが嫌いなのですが、結局、それが彼だと受け容れます。
画像を見ていて流れる斉藤和義さんによる音楽も、よく映画を良く彩り心地良いのでした。