7回目の年末を過ごして思うこと。
毎年この時期になって人と会うと、
「どうでした?今年。」
「今年もまた、最高の年だ!を更新しました。」と答える私です。
最高とは、何か?
物質主義ならば、利益や浪費のことを言うのかも知れません。
物質主義ならば、このような仕事は選べませんし、世の中から継続を許されません。同業の方は大きく頷いてくださっていることでしょう。
大変なものです。
お客様の大事なお着物をお預かりして、ご希望通りに商品として完成させること、それは大変なものです。
着物のドクターみたいに見られることもしばしばですが、
お客様商売には違いありません。
為に生きようと思っていても、
失敗や失礼をしてしまって、謝ることが簡単すぎるように思えて、
黙りこくってしまいそうなこともありました。
そう、謝るのって、実は簡単に言葉にしてはいけない気がします。
たとえ誤解だとしてもです。
お相手がご満足でないなら、それは、「何がご満足なのか」を理解することが
出来ていないわけですから駄目なのです。
為に生きようと思っていても(ウイルスソフトを入れていても)ウイルスが侵入するのは、困ったものです。
手が滑ったとか、数え間違えたとか、まぁどこにでもある話ですが、
バリア(意識)の高さ低さだと思います。
さて、「今年もまた、最高の年だ!を更新しました。」ですが、
どういうことをしていても、どういう状況にいても、
こう言い続けたいのが私です。
良いことも悪いこともアンインストールしません。
特に悪い方に宝物が入っていると信じますから、
絶対にそちらに入っていると信じますから、見つかるまで探したいです。
傲慢は、大きなミスに繋がります。
ミスのない時は、たいしてチャレンジをしていない時のような気がします。
初歩的なミスをする時は、無駄な緊張をし過ぎている時があります。
今年、未曾有の出来事を経験した私たちは、命や住む家が残っただけでも
有難いことなのに、「疲れた。」「生きて行くのが・・・」なんて言っているのは
贅沢、平和、甘え、、、でしょう。
実際、影響を受けた私たちは苦しいのですが、ちゃんと生きる目標を持って
前進した方が美しいと思います。もちろん笑顔いっぱいでね。
一つの大きな出来事は、きっと意味があります。
私は、いつもと何も変わりません。
力、尽きるまで皆様と向き合ってハッピーを生み出してゆきたいと思います。
今年、残り数日となり来年のことを考えますが、
急に何かを変えるのではなく、初心から思い出してみます。
今年は、本当に稀なチャンスや沢山のご縁を頂きましたこと、心から感謝します。