着物リメイクのエブリンは、ずーっと着物レスキューをしてきました。

お金儲け(稼ぐとは意味の違う)には、ほど遠い地味な仕事でした。

今でもまったく同じです。


お一人お一人と向き合って、

一着、一着を温かい手で御作りして、

よかったね、新しい命を与えられたね。


これを繰り返して来ました。



さて、昨今、本を出版させて頂いたり、企業様のお手伝いをさせて頂いたりと

EVELYN看板だけが一人歩きしているような派手ぶりが、ド真ん中にいる私にも

感じられます。派手なことをするというより、元気よく活動するのが本望です。

一部で思われているような収益はありません。


いつでも、ギリギリの条件で最大の着物リメイク制作を目指しておりますし、

御客様のご予算に無理のないご提案を申し上げております。



羽山と共同で会社設立をして人を雇用する立場になりましたから、

(それまでは、外注や委託でしたので、仕事がある時だけの出費でした)

毎月、スタッフにお給料を払います。


ですから、仕事を止めることは生活を止めることです。

本日までは、変則的な営業をしますが、明日からは普通に営業いたします。


そう、無駄使いをさせる商売ではないのでね。

誰にも振り向かれなくなった可愛そうな着物に手を差し伸べて、命を吹き込もうと

優しいあなたと一緒にレスキューするのがエブリンですからね。



地震後、アトリエでは可能な限りでお客様のオーダー品を冷静に制作させて頂いております。

そういう点では、羽山は緊急時であろうと最高の作品を作れる偉いリーダーだと、身内ながら

自慢したいところです。目の前に控えている着物は、綺麗にリメイクされて

持ち主様に楽しんでもらいたい~ラブラブと待っているのですからね。

どうぞ、皆様、完成を楽しみにお待ち下さいませ。



生きる為に、出来ること。するべきこと。



レジャー施設など、生活必需品でない商売は、戸惑う日々ですね。



大企業が率先して節電のために休業しています。

また、世界中の有名人が多額の募金をしているようです。

自分の食べる予定の中から、分ける工夫は、誰にでも出来ます。


我先にと奪うような姿で物資やお金を抱え込むのは、どうでしょうか。

スタッフがご両親に言われてきた言葉は、

「コップから溢れた分を使う。」

そのコップのサイズが不明ですが、

今、被災者のコップのサイズはどうでしょうか?


会社も私自身も、今年の目標がありました。

でも、来年にも同じだけの一年が用意されているのですから、

少し、災害復興に目を向けられると良いと考えています。




自分の食べる予定の中から、分ける工夫をしましょう。