「育母書」     浜文子


ちいさなひとたちとの空間の中で



『成人したわが子の、幼い時はなんと短かったことだろう。

私が、もう一度、たった一度だけでいいから会いたいと思うのは、現在、27才と24才に成長したわが子の、幼い時代の姿です。

私が時おり夢をみるのは、玄関のチャイムが鳴り、そこに立っているのは虫かごと網を持って帰ってきた5、6才の息子、そしてお気に入りのバスケットを片手に子猫のぬいぐるみを抱きしめている3、4才の娘が立っているという図です。

ああ、そんな日が1日でもいいからリアルタイムであの子たちと過ごせる日がプレゼントされたらと夢見るのである。

もう一度、たっぷりと思い入れを込めて、あの絵本を読み聞かせしてみたい。

私は私たちの20年間に繰り広げられていた日常の1日を、そのままもう一度再現したいと夢見るのです。』





ぴりかにいたっては、幼い日々への卒業もあとわずかなのかなあと感じます。



コーキーもまだまだ・・・と思いきや、母が思うよりも成長していってるかもです。




子育てって、ときに若い頃の恋愛よりも切なさを感じることが多いですキラキラ





読書の秋でもあります。



浜文子さんの本、さがしにいこうかなブーケ2