ついに私は、そこに足を踏み入れた・・・


噂に聞いていた、招かれた人だけが辿り着ける場所に来たのだ。



森に囲まれたその土地は、夏なのにどこか涼やかな風が吹き


入り口には、赤、黄、オレンジ、青、緑などのカラフルな旗が風にはためき来客への歓迎ムードを醸し出していた。



森の奥からは、和やかな女性たちの楽し気な声が聞こえてくる。


少し歩くとそこには東屋があり、純白のマリア像が私を迎えてくれた。マリア像の周辺は、色とりどりの風船や花で飾り付けられ、なんとも独創的で清らかな印象がした。



女性たちがマリア像の前で祈っている姿が見えた。


なんだか・・・祈っている姿とは美しいものだな・・・


私は、なんとなく自分もそうしたほうが良い気がして、マリア像に手を合わせてみた。敬虔な気持ちが呼び覚まされたのか、いくばくか清浄な気持ちになったように思えた。



ふと東屋の窓の外を覗くと、細くうねった小道の先に、何か動くものが見えた。その動くものに惹きつけられ歩みを進めていく。


道のわきを樹木が囲み、野趣あふれる小道をゆっくりと歩いていくと・・・


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