記事タイトル:万博の自動運転バス事故、通信設定ミスでブレーキ利かず DoS攻撃に似た状態
記事引用元:日経クロステック
報道日:2025年7月1日
要約:
事故概要:
2025年4月28日、大阪・関西万博のパークアンドライド駐車場から会場まで来場者を送迎する大阪メトロの自動運転EVバスが、駐車場内の待機場でコンクリート擁壁に衝突する事故が発生した。バスは停車後、パーキングブレーキが作動せず、傾斜路を約10メートル進み、時速7kmほどで壁に接触。左フロントバンパーが破損したが、負傷者はなかった。
事故原因:
車両制御に使われるCAN(コントローラー・エリア・ネットワーク)の通信速度設定ミス。車両側が250kbps、自動運転側のリセット処理が500kbpsで、通信不整合が生じていた。
事故は自動運転中ではなく、自動運転中に発生したエラーのリセット処理が原因で起きたものであり、制御系ネットワークはすべて車両内で完結していた。
事故車両:
このEVバスは、EVモーターズ・ジャパン製「F8 series2-City Bus 10.5m」に、先進モビリティ社の自動運転システムを後付けしたもの。万博会場では5台が運行されており、区間によってはレベル4(完全自動運転)での運行も行われていた。事故当時はレベル2(運転手監視下の自動運転)で運行中だった。
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本記事は日経クロステックの報道、無償部分(2025年07月01日)を基に要約しています
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報道元
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