元米副大統領、アル・ゴア氏の主演した「不都合な真実」が日本

で公開されたのが昨年の1月。氏がノーベル平和賞を受賞したのは、

その半年以上後の、2007年10月。


 日本から見た時系列では、割とトントン拍子の感も。


 これだけリズム良く来れたのなら、「そろそろTVで放映されても

いいんでない?」と思うので御座いますけれどね……。


 DVD、かなり解かり易い内容で、良作かと。

 色々と細かいツッコミどころはあるようですが、概ねにおいて好

感の持てるものでした。もちろん、勉強にもなりました。


 さてこの作品、勉強になるのは内容ばかりでは御座いません。



 英語のヒアリング練習用にも、かなり良作かと。



 洋画でヒアリング練習を実践された方も居られる事と思います。

 一作品分の台詞を、和訳&注釈付きで完全掲載といったような

書籍も出版されて久しい昨今ですから、語学学習法のひとつとして、

定番と言えるのではないでしょうか。


 ただ、ヒアリング練習初心者がコレに挑戦しようとすると、結構キツイ

ものが有る訳でして。文法理解はともかく、喋りが早すぎて発音が潰れ

て聞こえてしまう……。いわゆる”掘った芋弄くるな(What time is it

now?)”状態な訳です。


 その点において、この「不都合な真実」の中でゴア氏の話す英語

は適度な早さ、そしてかなり明瞭な発音。文法的にも、難解で高度

な言い回しを使う訳でもなくスラングを入れる訳でもなく、解かり易

いものを使っています。


 Climate-Crisisの勉強のついでに、英語力の強化もOKな、

実に一石二鳥な作品と言えましょう。


 作品内容より語学学習方面のコメントになってしまいました。

 内容に関しては、また別の機会に……。(笑)