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この曲の歌詞を見て、日常的な出来事から書いたと誰もが思わないでしょう。
ボブ・ディラン、64年作品の「船が入って来るとき」

63年あるホテルで、ディランが誰なのかも知らず全く相手にしなかったフロントマン。
ディランの服装や格好だけを見て判断し、予約を聞きに言ったが予約していないと
冷たくあしらわれたそうです。

その夜にわずか一日で書き上げたのがこの曲です。
その出来事が発端で書き始めたとは想像も付かないですね。

63年8月のマーティン・ルーサー・キングが演説した有名なワシントン大行進に
ディランも参加していて、その時にこの曲を歌ってます。

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時来たれり 嗚呼
普く風は止み
微風さえ息を潜め
静けさに潜む
嵐の到来の予感
船が入るときそのときに

海波そこここに砕け散り 嗚呼
船底波を打ち
汀の砂は渦巻き
音を立てて潮は寄せ
突き進む風のなか
夜は明けていく

魚は笑い声を上げて 嗚呼
魚道をはずれていく
カモメはほほえむ
砂浜のそこここで岩が
堂々と起ち上がる
船が入るときそのときに

言葉は飛び交っても
船は途方に暮れるばかり
話をまともに聞く者はない
海に巡る幾多の鎖は
夜の間にほどけて
外洋の底に埋まっていく

歌声があがる
帆の向きが変わり
ボートが海岸線への滑り出す
陽光が敬意を払う
甲板の顔そして顔
船が入るときそのときに

砂浜はもてなしの
金の絨毯と変わり
疲れた足を慰めてくれる
船上の賢人たちが
また思い起こさせる
世界中が見守っていてくれることを

敵が現れる 嗚呼
眼はまだ眠って
ベッドからふらふらと夢を引きずり
お互い身をつねり合い黄色い声を上げて
夢ではないことを確かめている
船が入るときそのときに

さて彼らが殴りかけてくる
口々に戦の種をまいたのは我らだと
我ら舳先から叫ぶ 汝らの終わりの日は来た
ファラオの一族のように
彼らは潮に溺れていく
ゴリアテのように敗北する

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When the Ship Comes In  Bob Dylan

64年「時代は変る」に収録しています。
間奏に吹くハーモニカが最高です。