なかなか実感が湧かない、というより、実感が湧くほど彼のことばかり考えているわけでもなく。
ふとした時、スーパーで買い物中や、いつも使っていた駅を通りかかった時、『いったいどんな気持ちでここで一人ぼっちで買い物をしていたんだろう』『何を考えながらこの駅で乗り降りしていたんだろう』と、急に思い立ってじっと寂しさが乗り移ってきたような気持ちになったりしています。
寂しかっただろうな、と思っても何かできたかと考えるとどうしようもなかったんだな、と思い返し。
一つの大きな仕事にでも立ち向かうかのような最後の3月の追い込みはそんな気迫だったような気がする。
最後に『じゃあな』と、手を振って去って行ったコンビニは変わらずそこにある。
『ありがとうな』が,私への最後の言葉だった。