デパ地下で、閉店前値下げされた「おこわ」を選んでたときのこと。
まずは「きのこおこわ」。
そしてその上に 少し迷ってから、次の 「栗おこわ」をのせたとき
3歩離れたところで
「あ とられた。」 って誰かが言った 気がした。
、っとその瞬間 スッと手が伸びてきて
「きのこおこわ」 の上にのせたばかりの「栗おこわ」を
ガシっ
と つかみとった!
(え、消えた?
なに?
欲しかったの?
私がとっちゃいけなかったの?
ここバーゲン会場?
横取り?)
なにがあったのか、わけがわからず
「は?」
自然と声が出て、
目はその人の手元を追った。
すると、
「なに(よ)? アンタの手やったん。!!」
と言って、ガシっとつかんだ「栗おこわ」を
今度は
バシっ
と再び私の手の「きのこおこわ」の上にもどしたのだ。
そして、声の主はつかつかと人ごみの中へ消えていった…。
あっけにとられる、私。
3秒もないほどの一瞬のできごとに呆然となりつつ、ふと隣の人を見ると
私と同じように呆然としながらも
「すごかったですねえ。」
と、同情の声も。
まだ、ぼ~としながら2つのおこわがのった手をゆっくり差し出すと
店員さんも
「大丈夫ですか?」
と、ひきつった笑顔。
そこまできてやっと、
ようやくそれが現実だったんだと確認できたくらい、
あまりにも、一瞬の、信じられないできごとだった。
まあ 終始 ぼ~っとしていた自分にも落ち度があったんだろうけど
頭 いたかったんだもの。