◉夏至の日のグループレッスン
☀️夏至を迎えた日、太陽はいちばん高みに上りましたが、
お天気は、下降気味・・曇り空から次第に雨模様に
午前中、ハンディある成人グループレッスンがあり、
暑いのが苦手な方が多いので、雨降りは涼しくてよかったかもしれません。
いつものように座ってできる歌での手遊びからウオーミングアップ!
◉手遊びでウオーミングアップ!
カエルが苦手なY子さんが到着する前に、
こっそり「カエルがぴょん」もやっちゃいました!
隣から隣へと、歌いつつリズミカルに投をげ渡すと、呼吸も整い、
自然に活気が出てきます。
言葉の響きとリズム、空間把握、
人との触れ合い、
音の高低での登り降り・・・
一見、単純な遊びのように見えますが、実は、いろんな要素が含まれています。
視覚と聴覚、運動を組み合わせ、柔軟な動きを促します。
◉聴覚過敏が改善された
神経系ー特に聴覚を通して動くことで、迷走神経に良い刺激が与えられるのです。
聴覚過敏で、行動障害があり、いつも耳を手で覆い、帽子を被っていた方も、
今ではもう、帽子を被る必要もなく、耳を覆う仕草もありません。
笑顔で参加されることが多くなりました。
音を聞いて脳に伝える、調整機能が、次第に調えられたのではないかと思います。
耳で、音の響きをキャッチすると、
まずは心が動き、体が動きます。
内なる心の衝動を、リズムと楽しい響きで、外へと放つとき、大きな喜びが生まれます!
それは、心の内面と外側の世界が繋がるから。
◉ピアノ曲でうねる「波」を動く
立ってからのオイリュトミーでは、
和歌やピアノ曲で「夏」をたっぷり味わいました。
ストレッチの要素、
前後左右の空間把握、
棒を投げて受け取るリズム体験・・
いつもの繰り返しの練習に加え、新しい作品にもチャレンジしました。
今回は、ギロック「ポリネシアンノクターン」で、
波のうねるイメージを動きました。
柔らかな動きが苦手な方が多いのですが、
夏へ向かうこの時期、海の波のイメージで動くのはとても楽しく、
曲線を動く良い練習になります。
終わってから感想を伺うと
「新しい曲が難しいけれど楽しかった!」
との声が多く聞かれました。☺️
◉形と動きと概念形成
体の動きに先んじて、心の動きがあり、
動きによって、形は感じられ、
形の理解によって、概念が形成されます。
ワンパターンの動きしかできなかった頃、表情が堅かった人が、
オイリュトミーを通して、動きの質が変化すると、内側から笑顔が溢れるようになりました。
多様な感情や概念を形成することができるようになったからではないかと思います。
人は、芸術体験を通して豊かな、美しい世界が感じられることによって、
置かれた状況は変わらずとも、幸福度が増すのではないでしょうか。
◉芸術体験を通して
内側から変容する人間
芸術体験を通して、人は内側から変容することができる。
子どもはもちろんのこと、大人も、幾つになっても、心が動く限り、
それは可能なのです!
奏身舎では、ハンディを持つ人のための、オイリュトミーレッスンを定期的に行っています。
(子ども、大人、グループ、個人)
*子ども個別指導
http://sousinsya.com/menu/1036268
*ハンディある成人個別指導
http://sousinsya.com/menu/1038149
*ハンディある成人のためのグループ指導
http://sousinsya.com/menu/1036268
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