11月も4週目、アドベントの準備で、リラ色の布をホールの壁にしつらえたところ、

個人指導にやって来たMさん(20代のダウン症の女性)は、見るなり、

「綺麗だね!」と弾んだ声で、目を輝かせたのです。

 

 

image

リラ色のホリゾント幕

このホールにこれからアドベントガーデンを作ります。

 

 

Mさんは、何度も指差して

「綺麗だね!」を繰り返し、

この美しい布の下で、

空間把握の練習をしたのでした。

 

 右、左、上、下・・そして真ん中。

 

銅製のシュタープを、垂直、水平を感じて

しっかり動かし、

自分の周囲の空間を実感していく

オイリュトミーの基礎練習。

 

Mさんは、どこか誇らしげでした。✨


 

 

レッスンを始めて2年ほど・・

かつては肩より上がらなかった腕が、

今では高々と上がっています。

 

この練習以外にも wasserfall(滝)と呼ぶ練習もお気に入りで、

棒を使って背後を意識し、下方に落とす、というものです。

 

 

これらの練習を、機能回復訓練としてではなく、

歌や、詩、音楽とともに、芸術体験として繰り返し練習しています。

言葉や音楽には秩序があり、単なる自己表現を超えた、

調和ある美しさが感じられると、心から喜びが湧いてきます。

それは人間らしい喜び

芸術は私たちに、この地上で生きていることの喜びと幸せを与えてくれるのです。

 

 

◉真善美の体験こそが、自我を輝かせ、成長させる

 

どんな人間の中にも、美しいもの、良いもの、本当のものを求める心があります。

 

真善美を求めるのは、人間だからこそ!

本物体験こそが、私たちの内なる自我を輝かせ、成長させてくれるのです。

障害があってもなくても、このことは変わりません。

 

ハンディある方のパーソナルレッスンでは、一人一人の人格を大切にし、自我の中の「内なる癒し手」に粘り強く働きかけます。

 

人格と人格の出会いを通して、働きかけますので、インスタントな効果は望めませんが、信頼の中で徐々に育ってゆくものを大切にします。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

【パーソナルレッスンでの指導方針】

 

●生徒さん一人一人に合わせ、やる気スイッチをオンにし、アンバランスになりがちな感覚を統合し、内側から治癒する力を育むようにプログラムします。

 

●統合する力を励ますために、音楽的なものをベース体を動かし、心から美しい!楽しい!と感じる時間を共に創り出します。

 

感覚と感情が一つに結びつながる芸術体験は、内側から癒す力が働きかけます。

 

意識だけではなく、無意識にも働きかけるような良質の響きー音楽や歌を生演奏で体験します。 

(ピアノ演奏を使った個人指導は、ピアニスト代が別途必要となります)

 

●個性や興味に応じて、手遊び歌器楽(笛やピアノ、木琴)練習、

また、をノートに書いたり、歌を楽譜にしたり、絵を描いたりもいたします。

 

 

🍀体験参加もできますので、お気軽にお問い合わせ下さい。 

 

    お問合せ: nasu.sousinsya@gmail.com   渋谷智栄子