こんばんは



えうろぱです。






インスタのストーリーには上げていたのですが、



私が8歳の時から一緒にいた愛犬が

4月18日にお空に旅立ちました。





今日で1ヶ月になります。




早かったような、

長かったような…




今日は愛犬のピースについてお話しさせて下さい。




ここに書く事で

ちょっとずつ、ちょっとずつ

向き合っていけたら良いなと思います。




ピース君が我が家に来たのは

私がまだ8歳の頃でした。



当時ワンちゃんが飼いたくて

何度も何度も親に頼んでいました。



我が家は母子家庭で、

母は言葉の通り朝から晩まで

1人で必死に働いてくれていました。



なので一緒に住む祖母が私と妹の面倒を見てくれていました。



今思うと、

犬を飼えるような家庭では無かったのですが、

当時は何も分からず母にお願いしていました。




母も生活が苦しい中、

恐らくですが、

日頃寂しい思いをさせているから

ワンちゃんを飼うことで

寂しさを紛らせればと思ってくれたのかもしれません。



日中は祖母もいるので、

面倒も見てくれるしという事で

奇跡的に我が家にワンちゃんを

お迎えする事になりました。



ピースが家に来た日の事を

良く覚えています。



人生の中で色々な1日がありますが、

あの子が家に来た日の事は

ずっと色褪せることなく、

その時の感情と共に鮮明に覚えています。



私にとって最も大切で

とてもとても大事な日となりました。




まだ私は8歳で、

妹は4歳。



2人の姉と1匹の弟、

3きょうだいのように

一緒に大きくなりました。




大人になって私と妹は

それぞれ一人立ちし、

実家を離れたので

今は一緒には住んでいませんでしたが、




ピースと出会ってからの人生の方が

圧倒的に長いので、


楽しかった日も

辛かった日も

腹が立ってしょうがなかった日も

沢山笑った日も

どの思い出にもピースがいます。



小さい頃から

毎日の様に「長生きしてね」と

言い続けていました。



何でも夢が叶うなら、

犬の寿命を、ピースの寿命を伸ばして欲しい、

ピースに長生きして欲しいと本気で願っていました。




そんな私の最大の夢をピースは叶えてくれました。


19歳まで生きてくれました。



なので寂しさや、悲しさ以上に

感謝の気持ちの方が大きいです。



姉ちゃんの夢叶えてくれてありがとね。

大好きだよ。



棺に入れた手紙にもそう書きました。



向こうでその手紙を誰が拾ってくれるかわからないから、

漢字全てにルビを振りました。


向こうで誰かに読んでもらってねと伝えました。




亡くなった日、

ペット専用の葬儀場に連絡して

翌日葬式をしてもらうことになりました。




お通夜となったその日は

ずっと、

病院が亡くなったピースを入れてくれていた箱を撫でていました。



亡くなったピースに初めて触れた瞬間の事は

この先一生忘れないと思います。



いつも湯たんぽみたいに温かくて

冬場は湯たんぽピースと呼んでいたのに、

身体は冷たくなって、

当たり前ですが全く動いていませんでした。



恐る恐るピースに触れて、

私は第一声で

動いて無いねと言いました。



ワンちゃんを飼っている人はお分かりだと思いますが、


ワンちゃんの鼓動は早く、

身体のどこに触れても忙しく動いているのです。



ピースに触れても

もう全く動いていなくて、

凄く衝撃を受けたと共に

死んだんだな、死んだら本当に動かないんだなと思いました。



翌日の葬儀は

葬儀屋さんのお陰で

とても良いお葬式になりました。



人間と同じ様にきちんと

供養してくれて、


火葬後の骨上げもしっかりと

丁重に行われました。




骨になったピースを見た時、

散々泣き腫らしたのに

更に涙が溢れました。



遺骨のピースも

とてもとても可愛くて、

愛おしかったです。



「ピースはやっぱり(身体の)中身も可愛かったんやね」と後で家族と話しました。



小さな小さな骨でいっぱい歩いたね、

晩年、ずっと痛がっていた後ろ足も

もう、痛く無いね。

沢山頑張ったね、お利口さんやったね。


そう思いながら、骨を拾いました。



小さな頭蓋骨を持ち上げて納骨する際に

優しく撫でて、「お利口さんやったね」と言いました。



昔からピースは

お利口さんやねと褒められると

尻尾を振って喜んでいました。




ピースは本当にお利口さんやったよ。



名前の通り、

人と人を繋ぐような平和を生み出してくれる子でした。



ピースに沢山沢山救われました。



貴方のおかげで、

私の人生はより良いものとなりました。



沢山の思い出をありがとう。



貴方の身体の全てを覚えています。


ふかふかな身体、

濡れた鼻先、

丸っこいおててに

細長い爪、

指の間の毛、

白っぽいまつ毛

カーリーな胸毛に

耳の裏の毛の少ない部分の肌触り

お口の黒くてむにゅっとしたところ、

ザラザラした舌、

尻尾の長い毛、

ムニムニした肉球、


毛の少ないところ、

多いところ、

毛の間の皮膚、

息の温かさ、

そして臭さ(笑)

尖った歯、

私がいつもキスした耳の横、こめかみ。


全部全部、

今も触れているかの様に

思い出せます。



その全てにもう触れる事が出来ないと思うと

とても苦しくなります。




早く会いたいなぁ



でも姉ちゃんは

まだまだ生きないといけないから、

ピースみたいに長生きするつもりだから、

もうちょっと待ってね。



それまで私達の事は忘れて

沢山沢山遊んでね。

いっぱい走ってね。




また会おうね。

ぴーしゅくん大好きだよ。







お付き合い頂きありがとうございました。