毎年この時期は、塾講師をしていた頃を思い出します。
高校受験や大学受験を控えた生徒を教えていました。
主な担当は、数学、物理、化学、地理、古文、漢文でした。
ばらばらですね。
そして、受験が終わったその足で、私の下へ集っていました。
私は、解答速報も担当していました。
だから、前置きを言っていました。
「万が一、不正解だと判っても知らないよ?」と・・・。
今、思えば、無責任な言葉だなと思います。
大学受験レベルの数学や物理は暗算で解けるまでになっていましたので、問題文を観て、解答を出すまで1分程度でした。
東京大学や京都大学を始めとして難関私立大学で出された証明問題でさえも、同じパターンを何度も繰り返していればエキスパートにもなりますよ。
今まで解答速報を聴きに来た生徒さんで不合格になった人はいません。
正解しているという自信があるから私の下へ集うのですけどね。
万が一ということもありえますから、その不安を合格発表の日まで持ち越したくないですよね。
「満点だよ」と、いつも言っていました。
信じてくれたのが私の誇りでもあります。