「過去は変えられない、唯一の財産である。」
私は昔から姉を追いかけ回して遊ぶような子だった。ある日いつものように姉と、友達と石を壁に向かって投げて遊んでいたら、姉の投げた石が私の額に当たり、大出血し、何針か縫った。縫った記憶があるものの、どのようにぶつけ、どの様な痛みだったのかは正直覚えていない。
そんな事で、私の左目に近い額には傷が残った。現在の技術であれば、消すことは可能であろうが、私は見た目も気にせず、消すに至っていない。
これも、私の生きてきた記録であり、財産であると思っている。一度は整形を考えたこともある。しかし、コンプレックスなどは、生きている以上あり続けるもの。全部その都度解消しようとしたら、キリがないなぁ…と思った。
美人になりたい気持ちは、皆同じ。
お金がらかかる美人への道は叶えられないから、私は心の美人を目指そう。古傷とともに。