先週末はOL時代の悪友たちと
台湾へ行ってきました。
台湾めっちゃいいとこだった!
またいきたい国の1つです。
何より人が穏やかで、優しくていい香りの国でした。
台湾旅行については自分への忘備録のために
香りを通じての感じた台湾を書きたいと思っています。
相変わらず前置き長い?w
そうそう、最近またブログをせっせと書くようになったのは
1つ理由があるんですよね。
それは時間的な余裕ができてきたからです。
母も落ち着き、店もスタッフさんにだいぶん
任せられるようになったのが一番の理由です。
これまで商工会議所の担当者とか中小企業診断士の先生などから
こんなデータを取ってみたら?とか
動画作ってこーしてみたら?とかこれをやってみては?
って毎回色々アドバイスもらっても
そんな時間どこにあるんだYO!って思ってまして。
ようやく最近、時間って作るものだよね。
↑当たり前
思うようになったわけです。
自分一人でやろうと思うからダメなわけで。
頼れることは人に任せられるようになったわけ。
早く問題に入れ?💢
ってことでできるだけ頑張ってブログやSNSを
アップしようと思っている今日この頃です。
では今日の問題です。
精油製造法、抽出法です
最も多い精油抽出法は水蒸気蒸留法です。
ほとんどの精油は水蒸気蒸留法って思ってOK
水蒸気蒸留法って言っても
一般的なものから、真空減圧蒸留法、マイクロ減圧蒸留法
っていう方法もできていて、私も真空減圧蒸留器持ってます。
沸点がものすごく低いので熱に弱い成分も壊れにくいし
良い香りのものが取れます。
小豆島で蒸留やってる友人はマイクロ使ってます。
これまた良い香り。
柑橘系の果皮は低温圧搾法(コールドプレス)
特に国内の柑橘系精油は水蒸気蒸留法で柑橘系の果皮から精油を得ている
ものもあります。ユズとか不知火とか橙とかね。
これまた良い香りだし、光毒性の心配がないのでおすすめ。
そして揮発性有機溶剤抽出法
これはアブソリュート、レジノイドと言われる精油
もともとはこの技法以前は油脂吸着法で行われていたものです。
手間がかかるため溶剤抽出になったと言われます。
最後が超臨界流体抽出法
昔と比べると結構出回ってきています。
精油名にEXと付いているものです。
バニラとかトンカビーンズなどはうちの店でも
使用しています。熱や水、溶剤を使わないので
植物本来の香りがとれてすごくいい香りのものも多いですよね。
④精油製造法の説明で正しいものをすべて選びなさい。
A.水蒸気蒸留法では比重の違いで2層に分離するが上部には芳香蒸留水、下部には精油ができる
B.マイクロ波減圧水蒸気蒸留法では蒸留時間が短く植物本来に近いB香りが得られる
C.脱フロクマリン工程とは光毒性のある成分を除去する方法で柑橘系の果皮を圧搾法で抽出した後、
水蒸気蒸留法でフロクマリンを除去することをいう
D.揮発性有機溶剤抽出法では繊細な花に含まれる比重の重い成分は抽出できない。
E.油脂吸着法の中で常温の牛脂や豚脂に香り成分を吸着させエタノール処理をしアブソリュートを抽出する方法を
マセレーションという
F.コンクリートは油脂吸着法の過程で得られる
正解:B.C
A:精油の比重は水より小さいため水に浮きます。これが油のように見えるため精油と言われますが油とは異なります。
精油製造の過程では上部に比重の小さい精油が下部には芳香蒸留水ができます。
D:繊細な花の芳香成分の抽出に用いますが、水蒸気に乗れない比重の重い分子の成分も抽出できるため
多くの花精油はアブソリュートとなります。
E:常温の牛脂、豚脂を使用するものをアンフルラージュ、60ー70度に熱した油を使用する方法をマセレーションと言います。
F.水蒸気蒸留法の過程で得られるいわば副産物が芳香蒸留水、揮発性有機溶剤抽出法の過程で得られるものがコンクリート
油脂吸着法で得られるものがポマードです。コンクリートには花のワックス成分なども含まれるため固体、
これにエタノール処 理を施し精油を得ます。以前資生堂のパヒューマーさんが香水つくりに使用する花の精油は
コンクリートで買付をして使用する分をエタノール処理をするんですよって教えてくれました。
この他精油製造法でのポイントは
分別蒸留法(分留)特定の成分を抽出、または除去するために
成分の沸点の違いを利用して成分ごとに分ける操作のことで
この操作の過程でいる成分のみを抽出したり、逆に除去したりすること
脱フロクマリン工程
圧搾法で得られた柑橘系精油に含まれるフロクマリンを
今度は水蒸気蒸留法によりフロクマリンを除去する方法
これも沸点の差を用いる方法。フロクマリンは比重が比較的大きいので
水蒸気蒸留法では抽出できにくいってことです。
脱テルペン工程
モノテルペン類などは非常い分子が小さく
酸化・重合しやすいためあらかじめこの成分を除去する目的で分留する方法
一般的には化粧品や香水などの香料として使用することが多いので
精油としては使用することはないと思います。