さー、頑張ってなるべく練習問題を作っていこうと思います。

 

しばらくは精油学の問題でいこうと思います。

55回の試験にもケモタイプは出題されました。

新テキスト50P

ここには記載されていない内容で出ています。

 

 

 

 

例えば

ケモタイプは同じ種なのに成分組成が異なるものをいい

成分組成の違い以外には用いない・・みたいなね。ええ

成分組成以外の違いって見た目とか?ってことなので

冷静に考えればわかるけど。一瞬???になりそうな問いです。

 

以下は私が作成した練習問題です。

 

【ケモタイプ】

①ケモタイプ精油の説明で適切なものをすべて選びなさい。

 

A.生物分類学上は同じ種でありながら二次代謝産物中の成分が化学的に異なるものをケモタイプ精油という

 

B.突然変異や交雑といった遺伝的要素が原因で成分組成が異なるものはケモタイプ精油とは言わない

 

C.同じ植物でも季節や収穫時間などにより成分組成が変化したものをケモタイプ精油という

 

D.ケモタイプとは化学成分の違いにのみ着目したもので植物の見た目や形態、花の色など形態的違いでは分類しない

 

 

 

解答と解説

正解 A.D

A.精油は植物の一次代謝の過程で産生された二次代謝産物です、ローズマリー、タイム、バジル、ニアウリなどが知られています。

 

B.見た目が同じ種である植物でも突然変異や交雑で明らかに成分組成が異なるものをケモタイプとして分類します。

 

C.季節や収穫時間、時期などによる成分組成は精油にはごく当たり前のことで同じ植物でもその年によりまたは天候によっても成分組成は微妙にことなります。

ケモタイプというのは、同じ種のローズマリーでも

明らかにある成分が他の種より多く含有しているようなものを言います。

 

D.ケモタイプとは、成分組成が明らかに同じ種でも異なっているものを定義しています。

 

 

ちなみにPRANAROMのケモタイプ精油というのは

登録商標ですから精油学でのケモタイプ(化学種)とは

異なるようです。