先日作成したチンキの手こね石鹸
日が経つにつれてだんだん色が良くなってきました。

我ながら綺麗な発色になったわよね~(しみじみ風味)で
眺めていて、ふっと思った、ええ

紫紺のチンキ2種で作った石鹸ですが
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上のものは「紫紺」を100%無水アルコールで抽出したチンキ
下のものは「紫紺」をグリセリンと精製水、対比(1:5:3)で抽出したチンキです。

これを見ていて気がついた

以前のチンキの記事で
アルコール、水、グリセリンにより溶け出る成分が違うんだろうな~って
書きました。その時の記事はこちら

アルコール100%でなるべく空気にさらされないように抽出した
紫紺チンキ石鹸は赤っていうより薄紫(ピンクっぽい)です。ええ

水とグリセリン、そして空気にもさらしてしまった(密閉する時の状態)
下の石鹸は青なんですよ。ええ

これは元のチンキ自体が濃い赤紫と青みがかった灰色系紫の違いです。

石鹸に入れてみると上は薄いピンク、下は薄いブルーになったわけです。
前にも書いたけど、やっぱり抽出する媒介の成分なんだと思う。

今後はそれを調べてみたいと思いつつ

ここで、いまさらすごい事に気がついた。(多分今更?)

紫紺ってね、私はず~っと紫根だと思っていたわけ。

でもね、紫紺=紫と紺よ、奥さん

昔の人はこの紫紺で染物をしたって言いますよね。
紫紺染めとかで、画像を検索するとね

濃い赤紫のものから、青みがかった紫、ほぼ青の様な紫まで
いろいろあるわけ。

ってことはですよ、昔の人は
この発色を自由自在に操っていたわけでしょうよ。


すごくね?なんか嬉しくなったわけ。

日本人ってすごいな~って改めて思ったわけです。

次は薄い緑の石鹸を作ってみたいけど
実は植物から緑色を出すのって無理なものが多いのだそうですね。

昔、手作りキャンドルを作った時も
ハーブの煮出し液を加える時
思っていた色とは全然違う色になったもんな~

緑を出すには、青汁とかクロロフィルとかがいいんだって。

抹茶なんてどうだろう?近いうちに作ってみようと思います。