『大変!足の指を蜂に刺された』
と、前役員(小学校)の打ち上げランチで談笑している所へ
札幌の母から電話です。

『蜂?』だってまだ寒いのに蜂?

いまさ、思いっきりランチ中だけどね。
でもアナフィラキシーでも起こされた日にゃ
と思いなおし、状況を聞いてみたわけです。

母はよ、うちの母ってね
前置き長いんですよ(これ血ですか?)

でも、ゆっくりと聞くことにしました。

よくね、前置き長すぎて

だ・か・ら・・結論」とか言っちゃうと。

状況すら分からないので。ゆっくり聞いてみました。

今年に入って初めてベランダにでて
洗濯ものを干した。
*北海道じゃ冬は洗濯ものは室内ですね。

ベランダのサンダルに足を入れたら
ちくっ っとした。

冬の間に、棒きれとかが入って刺さったのか?と
思って、そのまま洗濯ものを干し終える。(終えちゃうったのね。)

そして、ここからですよ。ええ

サンダルを脱いだら
真っ白な蜂がパタパタ~~って飛び出して
飛んで行ったの!


はい、奥さん、ここにどう考えても
おかしな点が2つありますね。
いえ私にしてみりゃ、4つ。

まず、ちくっ とした時点でサンダル脱ぐべ?

そして、真っ白な蜂。

さらに、パタパタ~~~

おまけに
蜂だったら刺した時点で死にそうになっているはず。


蛾じゃね?

サンダルの中で越冬した蛾じゃね?と

母に言うと、蜂よ!スズメバチみたいに大きかった。
パタパタ~~ってすごい勢いで飛んで行ったんだから!

はい、ここでまた思う。

白い蜂?パタパタ~?

蛾でしょ?

もう右往左往しつつ、どうしたらいい?
ものすごく痛くなってきたと・・
病院に行きなさいよ!だったら。


間違いなく蛾だろうけどね

蜂だって思うなら
刺された所に針が残っていると大変だから
それを確認してご覧。と優しく言う私。

だって、足の裏見れないの(T_T)


そううちの母は極度の腰痛持ちで
老眼で
おまけにデ部です。

己の
足の裏が見えません。


見に行けないよね。

ここ四国、そこ北海道

携帯で写真とって拡大してみればいいんだよ。とちょっと優しく言う私

一度電話を切る・・
ランチしてるんですけどね・・私


すぐにまた電話
無い!針無い!


無いだろうね・・蛾だから。


それでも蛾だとは思わない母。
そもそも蛾がさ刺すことすら知らない母。


そして、真っ白な蜂はいないこと。
蜂はパタパタ飛ばないこと
を順序立てて説明した私。


ようやく婆さん安心。
じゃ
アロマの精油なにつければいい?

まずは、冷やすことだね。

何があるのか確認してごらん。

そして母に持たせている精油を
いくつか読み上げさせる。

ここで

老眼な上に横文字×な母

ビン・・サ・・ディん???????

何とか彼女が読めたのが
パルマローザ、ペパーミントでした。


とりあえず、刺された所に
パルマローザをジャバジャバかけて
ミントで冷湿布してごらん。

と言うことで

その夜にはすっかり痛みも消えた母。


母よ、今後はサンダルはつま先が
無いのにしてください。

娘からのささやかな願いです。

ランチは喰った気がしませんでした。