(2015年4月)
柱廊の壁や天井に飾られた小さな絵は、
英語ではミラクルパネルとかミラクルボードと言うみたい。
かなり古いものから比較的新しいものまでいろいろあります。
ドイツ語だから、書かれていることは分からないけれど、
人々の祈りに対して、マリア様が応えられた事柄を表しているようです。
1489年に奇跡が2度あり、
巡礼が始まったという記録が残されているそうです。
【奇跡 その1】
3才の男の子がAltottingを流れる川に落ち、
30分後に発見されたが、既に死亡していました。
母親はマリア様を信仰することが篤かったので、
チャペルの祭壇に子供を置き、跪いて息子が生き延びるように祈りました。
すると、すぐに子供は蘇生しました。
【奇跡 その2】
農夫がからす麦を荷車に積んで家に帰る途中、
馬に乗せていた6才の息子が落ち、
荷車に轢かれて瀕死の重傷を負いました。
回復の見込みが無かったため、僧侶(司祭?)が呼ばれ、
皆でマリア様に祈りました。
翌日、その子供は奇跡的に健康を回復しました。
ミラクルパネルとかミラクルボードといわれるものは、
ルルドの教会の内壁を覆っている小さな大理石のプレートのようなものかな。
マリア様に対する感謝の言葉が刻まれているのです。