救急でチューブ誤挿管、80代女性が死亡 経緯調査へ 尼崎市消防局 2022/1/28
兵庫県尼崎市消防局は28日、自宅で心肺停止した80代女性を救急搬送した際、気道確保のため気管に挿入するチューブ(直径約6・5ミリ)を、誤って食道に入れるミスがあったと発表した。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。
市消防局によると、22日夜、女性の家族から「浴室で意識を失っている」と119番があり、救急救命士2人が出動。搬送中の車内で、気管挿管の資格を持つ30代の男性救急救命士がチューブを誤って食道に入れたという。病院到着後の検査で誤挿管が判明した。
本来はミスに気付けば即座にチューブを取り出して再度入れる手順になっているが、市消防局の聴き取りに男性救急救命士は「誤挿管に気付かなかった」と説明したという。
搬送先の医師によると、女性の死亡と挿管ミスに因果関係は見られず、心肺停止の経過時間などから「適切な救命処置を行ったとしても救命はできなかった」との見解を示しているという。
市消防局は遺族に経緯を説明し、謝罪した。2月にも専門家でつくる協議会で原因や再発防止策をまとめる。救急救命士については処分も検討する。(竹本拓也)2022/1/28 18:39神戸新聞NEXT
2023年02月10日(金曜日) 17:58 事件・事故
尼崎市消防局が救急搬送でミス チューブを誤挿管し男性が死亡
尼崎市消防局は、自宅で心肺停止の状態となった70代の男性を救急搬送した際に、気管に挿入するチューブを誤って食道に入れるミスがあったと発表しました。男性は搬送先の病院で死亡しました。
尼崎市消防局によりますと、2月3日午前9時半ごろ、尼崎市に住む70代の男性が浴室で意識を失っていると通報がありました。
救急隊員が駆けつけたところ、男性は心肺停止の状態となっていて、50代の男性救急救命士が救命措置を行い、酸素を送り込むチューブを気管ではなく、誤って食道に入れたということです。男性はそのまま病院へ搬送され、4時間後に死亡しました。
市の聞き取りに対し、男性救急救命士は「搬送時の確認不足だった」と話しているということです。
食道への誤った挿管と死亡との因果関係は不明ということですが、市は今回の事実関係を詳しく調べるとともに、再発防止に向けて取り組むとしています。
尼崎市では去年1月にも同様のケースで80代の女性が死亡する事案が発生しています。(サンテレビ)
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