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中国に行くからお店を閉めると言い出したラモン。私はどうすんの~(T T)と言っていてもはじまらない。食べていかなあかんし、家賃も払わなあかんし・・・と現実は常についてくる。
マーケットの時とラモンのお店で常連客もだいぶついていた。「お店やればいいのに~」という声もいくつかあった・・・しかしどこにそんな資金がありまんねん。としか言えなかった。
が!捨てる神(ラモン)あれば拾う神あり。ネルソンの町には何人か長年住んでいる日本人の方たちがいるのだが、その中の一人のヨシさんという方が「えっちゃんが頑張るなら融資してもいい。無利子で返せる時に返してくれたらいいから。」と100万円ポンと貸してくれたのだ。
24歳くらいの気合だけの子に・・・と思ったのだが、昔ヨシさんも同じように助けてもらったことがあるらしい。周りの信用できる大人たちも「頑張りなさい。」と背中を押してくれた。
ここからが大変だった。まず、考えたのは町かどで出店できる移動式のお店にするということ。それだったら家賃が断然安い。そこで市役所に掛け合ってみると、「一か所空きが出る予定があるが、出店したい人たちのアイデアを聞いて、デザインなども含めて一番いいお店に権利を与える」というではないか。
担当者のうちの一人は、なんと私がマーケットで出店する際、私のキッチンなどを確認しに来てくれた人だった。彼は「頑張って内容で勝負しろ」と励ましてくれた。
結局「巻き寿司」がメインで、メニューは生魚はNGだったので「スモークサーモン」「牛肉の生姜甘辛いため」「カニカマ」「チーズ(ベジタリアン)」の4種類。1本で8ピース。8ピース買うと安くなるが、1ピースから買うことができる。上の部分を斜めに切ることで、綺麗なケーキのようにも見え、大きくも見えるようにした。まだ寿司があまり知られていなかったこともあり、地元の人に試してもらうには1ピース売りが最適だと読んだのだ。
お店のデザインも上半分はテントの様な生地で濃いブルー。道路の角ということで、ビニールを窓のようにし、天気がいい日はロールアップし、寒い時などはそこを閉めても視界は損なわれない。
下の部分は卵色。優しい仕上がりにしてみた。
アイデアを提出し、結果を待つ。・・・他に出店している店と内容がかぶらず、実績もあるということでなんと権利GET!アイデアを現実化させることになった。
ここから店づくりが始まり、めまぐるしい毎日を過ごすことになる。
続きはまた今度。