帰蝶役の女優さんが直前に交代になったりコロナの影響で撮影がストップしてしまったりと受難続きではありましたが、回を追う毎に演出や脚本の素晴らしさが際立つNHK大河ドラマ"麒麟がくる"ーー毎週楽しみに視聴させて頂いております。6/7 21話にて一時中断となりましたが、放送再開が楽しみです。
 歴史に残る天才であるものの、発達的に特性があったと言われる信長の苦悩を、染谷さんの演技を通して再三表現されている点に令和の大河の新しさを感じます。5/24 19話で弟信勝の命を奪った後の、母土田御前(檀ちゃん、変わらず美しいです)の言葉の中に、"そなたは幼き頃より私の大切なものを奪った…小鳥を殺し大切な茶器を壊し…"ーー注意や動きの制御が苦手な我が子を愛せなかった母と母の愛を渇望していた子の悲しいやりとりでした。21話でも大敵義元を討った後、長谷川さん光秀に、父にも母にも褒められなかった寂しさを語る場面がありました。そして、"帰蝶はいつも褒めてくれる、あれは母親じゃ"と。'うつけ'として生きていくしかなかった天才を"稀代の天下人"に育てたのは妻の母性だったのでしょうか。(あくまで史実を元にしたフィクションではありますが…)
 相反して光秀は、父の教え、母や妻の愛に恵まれて清廉に生きようとします。本木さん道三の主君の教えも度々彼を動かします。
 最終回がどうなるかーー皆が知っている大河ドラマですが、再開された後半でも心を動かされる物語の展開を期待します。
 
   お読み頂きありがとうございました赤薔薇



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