ブログネタ:店員さんに恋したことある?
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店員さんに恋♡
まるでドラマですね♡
たいした話じゃないけれど、19歳のあの頃の話を・・
書こう。と思って書いてみる。
19歳、前彼氏さんとわかれて半年位たった頃。
その頃は、東京で一人暮らししていて・・
家と仕事先の往復だけの毎日だったんです。
男性への免疫がなくなってたんでしょうね。
ウブになりかけていたギリギリ少女時代w
家から徒歩10分のファミマ。
特に気にもならなかった店員、ワタナベ。
もちろん心の中では『ナベ』と呼んでいました。
ナベは
黒髪で、前髪6:4分けの推定20~22歳位の男性でした。
当時の私の男のワイルドの基準は、
シャツから脇毛がはみ出るかはみ出ないか。
もちろん、
はみ出ている方が男らしいわ~なんて思っていました。
ただし 量は少なめが良い。
ようするに、長めなら良い。
例えるならば、マリモは嫌で糸昆布は良しとする。
そんな感じでした。
残念ながら、ナベは見えなかったのです。
剃っていたのでしょうか、それとも隠していたのでしょうか。
・・胸に向かって毛が生えていたのでしょうか?
なんせ、見えなかったんだよ。
だから、ホンマにナベはタダの店員さんとしか思っていなかったんですよ。
あの日までは・・。
夏のある日。
突然の夕立ちでファミマに駆け込みました。
色々お買い物をしながら小雨になるのを待ちました。
雨があがりそうになったので、レジに向かいました。
ナベがいました。
ナベ『お会計、○○○円になります。』
私 「はーい。ピッタリだせそうです。」
ナベ『その財布、かわいいですね。』
・・・今なんつった?
そ の 財 布 か わ い い で す ね ??
そんな返事に返す言葉、用意してないんですが・・・(゜д゜;)
その財布ね。
1980年代のキティちゃんの財布だったんですよ。
6歳の頃、母に買ってもらったキティちゃんのお財布。
ホームシックになっちゃったもんだから、引っ張り出してきてまた使いだした財布。
ボロボロの汚い財布。
動揺してしまって、
指が震えだしたのをこらえながらお札を出そうとしました。
ナベ 『わぁ ^^』
なにが わぁ^^ だ!
フと財布を見ると、札入れにはプロフィールを書く所があったんです。
” ○○○えつこ 6さい ”
” おうちのでんわばんごうは ○○○ー○○○○ ”
” ひろったら でんわ してね”
って、すんごい汚い字で書いてたんですよwww
勘弁して!!!
やめて!6歳の頃の私!!!
もう顔が真っ赤になってるの分かったし、膝まで震えだしてきてしまって。
私 「ピッタリは出せないようだ」
って言って、小銭は出さず、お札だけで会計をしようとしました。
しかしナベはこう言いました。
ナベ 『え?レジすいてるんで、ゆっくりでいいですよ?』
かわいい目をして言われました。
ソフトSですか? 天然ですか?
いや、親切なのでしょう。
だけどナベの視線は、私のプロフィール。
私 「こ・・小銭が欲しいんで・・・」
なんのいい訳か分からないけど、とっさにでたのがこの台詞。
自分の引き出しの少なさに情けなくなって、何故か声がオッサンになる。
ナベはニッコリ笑って、お金を受け取ってくれました。
ホッとしたのもつかの間。
ナベ 『10円が多い方がいいですか?50円入れても大丈夫ですか?』
私 「じゅ・・10円がいいかな・・・」
ナベの接客は丁寧で、
9枚の10円玉とその他もろもろの硬貨を両手で渡してきました。
客の片手を、店員が両手で挟むような感じで渡すあれですよ。あれ。
でも半年間、男っ気の無かった私としてはビビったんでしょうね。
小銭全部ばらまきました。
やってしまいました。
ナベが一緒にひらってくれました。
ナベ 『さぁ、キティちゃんに入れましょう。』
・・・なんかね。
その瞬間、自分の中で何かがはじけたんですよ。
ツボってしまったんです。
その日から、ファミマに行くたびにナベがキティちゃんに話しかけるようになりました。
私もナベに話しかけるようになりました。
仕事先の人にナベの話をすると、
それって、恋に片足突っ込んでるんじゃない?
って言われてキョドリました。
でもあの頃も今も恋じゃないって思ってるんです。
友達未満でもお話ができる相手がいたのが嬉しかったんだと思うんです。
いや~
でも、ほのかな恋心だったのかな?
若いっていうのは、不安定で未熟で・・・
あんまりよく分かんないですね。
一つ言えるのは、自分がちょっとキモかったって事ですねwww
最後に。
ナベとは、私の引っ越しを機に会う事はありませんでした。
最後に挨拶くらいしとけば良かったかなって今更思う訳です。
おしまい♪