1990年代後半、記憶では1999年の夏の終わりに
私はETS手術を大阪で受けました。
TVでこの手のひらの汗を止められる手術があることを知り、衝撃を受けた私は、藁をもすがる思いで、この手術を受けることになります。
TV放送でも、この手術のリスク、副作用のこと
(代償性発汗)についても触れていましたし、
担当の医師からも、ごく稀に代償性発汗の副作用が出ることがあることも聞かされました。
手術の詳しい状況は今となっては分かりません。
1999年にETS手術を受けた事実。
その当時のことを見てると、恐らくT1、T2。
そのあたりの肋骨神経を切っていると思います。
只、代償性発汗のリスク回避は当時から考えていたみたいで、神経全てを切っていたのを
今は神経の切除を半分に留めている。との説明をうけました。更に、万が一代償性発汗が出た時の為に、片側(私の場合は利き手である右手)の手術しか出来ないとの説明もうけました。左側の手術は術後の様子を見て、それでも受けたければします。とのことでした。
代償性発汗のことよりも手のひらの汗が止まるのならと、初めから答えは決まっていました。
担当の先生から、1ヶ月後に手術をします。
その間、酒とタバコを吸わない様に念を押され、
手術の日を迎えます。
手術は全身麻酔ということもあり、恐怖心や不安は全くなく、手術前検査も麻酔のパッチテストだけだったと思います。
手術室に運ばれて麻酔をかけられます。一瞬で意識がなくなりました。
次に意識が戻ったのは、
なんとまだ手術室の中でした。先生の声が聞こえます。
「思ったより、痰が少なかったな」
これはETS手術は肺を縮めて肋骨神経を露出させるため、痰がネックになるみたいなことを言っていましたので、この話のことだと思います。
「ちょっと切りすぎたかな」
これは明らか神経を切り過ぎたとの意味でしょう。どうしようもないですが、今でもこの時のことは忘れません。
自分で選んだ道ですので、誰も恨んでいません。
これから先に起こる苦労も家族にも誰にも言っていません。