コモンマーモセットを観てきました。
コモンマーモセットは、新世界ザルの一種です。ブラジルの北東沿海部、ピアウイ、パライバ、セアラ、リオグランデドノルテ、ペルナンブーコ、アラゴアス、バイーア州に生息しています。
飼育されていた個体が逃げ、1920年代にはブラジル南部まで生息域を広げています。
リオデジャネイロでは、1929年に野生化で存在していることが確認されています・
コモンマーモセットはサルとしては小型で、長い尾を特徴としています。オスとメスの大きさの差は小さく、オスの方が若干大きい程度です。体長はオスで平均188 mm (7.40 in)、メスで185 mm (7.28 in)、体重はオスで256 g (9.03 oz)、メスで236 g (8.32 oz)です。
コモンマーモセットは鉤爪を持っています。例外は足の親指で、その指だけはその他の霊長類と同様平爪となっています。マーモセットはリスのような樹上生活を送っています。
ノミのような形をした大きな切歯も特色としてあげられます。
大家族で安定した群れを作り、その中で繁殖するのは数匹です。マーモセットの群れは15頭程度に上ることもあります。通常9匹程度です。
一つの家族は、1-2頭の繁殖するメス、1頭の繁殖するオス、その子供たちと、その親か兄弟などの大人の親族からなります。
群れの中ではメス同士の方がオス同士に比べ、血縁が濃く、オスは、自分の親族であるメスとは繁殖しません。
新世界ザルの中で、もっとも美しい種族の一つです。