以前からオオセグロカモメが減っていると言っていましたが、
ついに絶滅に瀕しているという部類の1Bになりました。
道東の海岸線では普通にいたオオセグロカモメにこんな日が来るなんて・・・。
霧多布岬方面で直近の12月に私が確認できた雌は3頭しかいませんでした。上写真の手前2頭(奥は雄)、下写真の1頭の計3頭です。春には雌が8頭いましたから危機的状況と言えましょう。2016年の雌2頭からゆっくり増えて来ました。今年は初めて減少に向かってしまいましたが去年までとどう違っていたのでしょうか? 理由として考えられるのは、①Aお母さんが5月に子供のA8と共にシャチに殺されてしまったことでここの要がいなくなったこと。②春にラッコやアザラシが鳥インフルエンザで死亡していたこと(ただしここのラッコではなかったが)から感染した可能性。③ドローンや大声を出す人など野生の動物を見るマナーの欠如した人が見物が増えた分多くなったであろうことでラッコが移動し始めた。④何かあったときに人のいない区域に逃れていたがそこに禁止されている船で接近する人が出てきたこと。④SNSの発信が多くなりすぐに出すべきでない情報など過剰に垂れ流されマナーの悪い人を呼び込んでしまっていること(自戒も含め)。これらの重複もあるかもしれません。ラッコは漁業者の一部では害獣と言われていました。浜中町の宝になることで町にいてもよい動物と思ってもらいたく活動をしてきたつもりです。ただ気を付けないといけないのは野生は人間の思う通りにいかないということです。過大な圧をかけるといなくなってしまうものということを知らなくてはなりません。こういう野生の生き物との問題は有名になった場所であちらこちらで起きています。その一端を担ってしまったかもしれない私としては心苦しく思っています。今、これまでの約10年間の霧多布のラッコたちのことをまとめ彼らの生きざまを残す準備をしています。春になるころにいなくなった雌たちが戻ってきて結末が明るくなることをのぞんでいますが、生きていて安心できるところで暮らしているのならそれはそれでいいのかもと思うのです。でもできれば、残った雌たちからまた新たに始まってほしいのです。