こんばんは(^o^)
今日はフランス語の慣用句、ことわざの第二弾です。
言い回しはいろいろありますが、今回は日常的に使う言葉を紹介します。
Tomber dans les pommes
直訳すると「リンゴの中に倒れる」です。
これはどういう意味なのか例を見てみましょう。
A「先生が今朝病院に運ばれたそうだ」
B「え、先生妊娠しているのに大丈夫?」
A「どうやらリンゴの中に倒れただけみたいだから問題ないみたい」
B「それならまだよかったけど、危ないところだったね」
実はこれ、語学学校で実際にあった会話です。
見る限り体調が悪いことに関係しているのは分かります。
答えは「気絶する」です。
この言い回しはフランス語学習者はかなり知る機会が多いのではと思います。
しかし、なぜリンゴなのか?
気になったので語源を調べてみると、どうやらもともとは「気絶」を表すse pâmerという単語が使われていたようです。
そして中世にはTomber dans les pâmesという表現があったそうで、二つの発音pommes(ポム)とpâme(パム)が似ていたことから時代が経つにつれて変わっていたようです。
Avoir la pêche
直訳は「桃を持つ」です。
実例だとこんな感じです。
A「今日は朝からずっとプールで泳いだしあの子も今日は早く寝るんじゃないかしら?」
B「いや、あの子はまだ桃を持っているみたい。だってまだ寝たくないってベッドの上で飛び跳ねていたから」
A「やっぱり子供って体力あるのね。」
というわけで、「元気がある」という意味で使われます。
この語源も調べるといくつか諸説はありますが、どうやら中国では桃は不老不死の象徴とさえていることから来ているようです。
まさか中国からの考えだったとは意外です。
Un coup de foudre
直訳は「雷の一撃」です。
A「結婚おめでとう。ところでご主人のどこに惹かれて好きになったの?」
B「それはもう雷の一撃だよ。初めて会った瞬間この人だって思ったの。」
これは簡単かなと思いますが、「一目ぼれ」という意味でよく使われます。
「雷に打たれたような」「全身に電撃が走ったような」と言い換えると日本語っぽくなる気がします。
語源は分かりませんでしたが、その歴史は意外と浅く19世紀くらいから使い始めたようです。
言葉の由来を調べるのも結構面白いなと今回の記事を書きながら感じました。
それでは(^^)/~~~
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