「全国戦没者追悼式」に参列された大分県代表団の皆様方と懇談の時を持ちました。
 大分県下から50名の皆様方が追悼式にご出席されそれぞれの思いを込められました。正午の時報を合図に私たちは戦争の犠牲となった軍人・軍属約230万人および一般市民約80万人あわせて約310万人のご冥福を祈り1分間黙とうを捧げるとともに、”平和への誓い”を新たにしました。
 高齢化が著しい戦没者遺族の皆様方は、孤独な生活境遇にある方々が多く唯一の生活の糧である遺族処遇につきましても我々は尊い一命を国家に捧げた英霊の御霊に思いを致し公務扶助料や遺族年金等について、他の公的年金とは趣きを異にするものでありあくまで国家補償の理念を貫き処遇改善を図らねばならないことは言うに及びません。
 更に未だ海外等に眠る多くの遺骨が帰還されていない現状にあります。特に戦後67年を経過し現地の情報も乏しくなる一方であることから海外未送還遺骨の集中的な情報収集事業を強化し国家の意志で取り組みを行い遺骨の帰還を早期に行わなければなりません。
 戦没者遺族の皆様方に思いを致し心情をくみ取り、これまで以上に誠心誠意努力をしていくことを皆様方の前でお約束させて頂いたものです。
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