中国、清の時代の名作「囲炉夜話」に「百善孝為先」(百の善行の中で、親孝行が最優先である)という言葉があります。親孝行は中国伝統文化のコア・バリュー(中核となる価値観)であり、中国社会の倫理を構築する最も重要な要素でもあります。古今を問わず、親孝行は人間性を評価する道徳基準です。もちろん、不孝な人は神様から天罰を受けるでしょう。天罰の(小話)を二つご紹介しましょう。
清の時代、中国江西省新建県に顧さんという女性がいました。夫の洪さんは車夫(馬の世話)を勤めていて、親孝行で評判の良い人です。その母親は年を取り、目も見えなくなりました。洪さんは報酬を得たら、必ず、お酒や肉を買って帰って、妻に母親へ御馳走を作らせました。
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