オーストラリアの大学の研究者らによると、消費者は、従来の現金よりもキャッシュレス決済方法を使う方が、より多くのお金を使う傾向があることを明らかにしました。

 

この調査結果は、1万1000人の個人から収集したデータを含む17か国71の研究論文を分析し得たものです。「商業界Journal of Retailing)」誌に掲載されました。

 

論文の中で著者らは、40年にわたる研究により、クレジットカードやApple Payなどのキャッシュレス決済方法が、消費者支出の増加につながることが分かっていると指摘しました。これは「キャッシュレス効果」とも呼ばれている現象です。

 

アデレード大学の博士課程の学生で、筆頭著者のラクラン・ションバーグ氏は「この研究は、決済方法が私たちの消費行動にどのような影響を与えるかという、この過程における見過ごされてきた側面に光を当てており、非常に重要だと私は信じている」と述べました。

 

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